Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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四大天王の力用 「創価の英雄」を厳然と守り賛嘆

2000.6.18 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
7  特に、極悪の仏敵は、断固として許さない。倒すまで戦う。これが、四大天王の存在証明である。
 その烈々たる闘魂をば、御聖訓には、
 「法華経の行者を怨む者を、父母の仇に対してよりも、さらに強く戒める!」(御書一四五九ページ、通解)
 「法華経の行者を怨む者を、瞬時たりとも、見逃しはしない!」(御書三五六ページ、通解)
 「今生に法華経の敵となった者を罰して、皆への見せしめにする!」(御書一一三八ページ、趣意)等々、厳然と記されている。
 とりわけ、「讒訴」(讒言による訴え、デマの陰謀)によって、本来の政道が歪められ、正法正義の人が迫害されたならば、四大天王等の憤激は、隣国や他国の英邁な指導者の心をも揺り動かす、とある。
 そして、周囲から、その邪智謗法の国を峻厳に責め、戒め正していく、と明快に説かれている(御書二八三、三六二ページ)。
 これが、御書に、繰り返し繰り返し、明かされた真理であり、法理である。
 近年、世界中から寄せられる、創価学会への顕彰と賞賛は、この御金言に符合した実像の一つなのである。
8  大聖人は、″法華経を持つ人は、いかなる人であれ、梵天、帝釈、四大天王、転輪聖王よりも勝れている。いわんや、その家来に過ぎない権力者たちなど問題にならない″(御書一三七八ページ、趣意)と宣言なされた。
 来る日も来る日も、悪口されながら、広宣流布のために、すべてを耐え抜いて奔走しておられる、誇り高き如来の使いである、わが創価学会員こそ「正義の中の正義」であり、「王者の中の王者」なのである。
 「法妙なるが故に人貴し・人貴きが故に所尊し」との御聖訓を、満身に喜びをもって受けるべきだ。
 蓮祖の正統直系たる、わが「創価の英雄」の尊き行動が光りゆく大地は、いずこであれ、「本有常住」の「常寂光土」となっているのである。
 今いる、その多忙な地域、複雑な地域、嫌悪するような人間と人間との争いの地域で、また同じく、その国土世間でこそ、絶対に勝ち抜くことである。
 これが、仏法という法理なのである。
 ゆえに、信心より、強きものはない!
 信心より、尊きものはない!
 信心より、楽しきものはない! 信心に勝るものは、永遠にない!
 その信心の「心こそ大切なれ」との、蓮祖の御断言を胸に、その場、その地域、その天地で勝ち抜いていくことが、最大の仏法の行者なのである。

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