Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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厳父の人間教育 立て革命児よ「永遠の都」を築け!

2000.6.2 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
7  牧口先生と同じ時代に、ナチスと戦い抜いた、イギリスのチャーチル首相は語った。
 「世界を旅すれば、大きく分けて、二種類の人がいることがわかるだろう。
 『なぜ、誰も、これこれをしないのか』と文句を言う人間と、『私がやってみせる。誰にも邪魔させない』と言う人間である」(James C. Humes ″The Wit and Wisdom of Winston Churchill″ Harper Collins Publishers, New York)
 わが使命と責任を、強く強く自覚した「一人」の燃え上がる決意から、すべては始まる。
 ナチスの大空襲を悠然と見上げながら、大勝利の歴史を飾った偉大な政治家チャーチルの言動は、本当に重みがある。
 さらに、彼の有名な誇り高き凱歌の宣言がある。それは、
 「われわれは敢然と単独で、しかし全人類のあらゆる同情の心の鼓動に支えられつつ、勝利の絶頂にあった暴君に挑んだのである。
 われわれの潜在した力は、いまや息を吹き返してきた。空の恐怖も底が見えていた。この島国は手を触れることも侵すこともできなかった」(W・S・チャーチル『第二次世界大戦』2、佐藤亮一訳、河出文庫)と。
8  私の祈りは、ただ一つである。わが大切な学会員が、一人ももれなく幸福になっていただくことが念願である。
 毎日が無事安穏であり、健康長寿であられ、福運に満ち満ちた生活を送っていかれることである。
 また、一切の厳しき社会で、堂々と勝利者となって、人生の喜びを満喫していっていただきたいのである。
 朝な夕な、私の祈りの第一義は、常にここにある。
 最高の責任者として、指導する立場として、当然の、これが責務であるからだ。

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