Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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太陽の国・宮崎 今昇りゆく 大仏法の旭日

2000.5.9 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
8  今から、ちょうど二百年前の一八〇〇年六月、有名な「マレンゴの会戦」を前に、波瀾万丈の英雄ナポレオンは叫んだ。
 「我々のあらゆる努力の結実は必ずや嚇々たる栄光と確固たる平和とになるであろう」(マルテル編『ナポレオン作品集』若井林一訳、読売新聞社)
 時に、彼は三十歳であった。
 思えば、私の宮崎初訪問も、三十歳の夏であった。
 恩師亡きあと、真実の弟子として、広布の全責任を担い、全国の同志のもとへ、奔走していた時である。それこそ、「栄光」と「平和」をめざしての、激闘また激闘の転教であった。
9  今、宮崎でも、二十一世紀に向かいゆく、朝日に匂う山桜のごとき青年たちが、陸続と、晴れの広宣流布の舞台に躍り出始めた。
 「日向ひゅうが」。なんと深い意義のある地名であろうか!
 宮崎の若き開拓者の諸君よ、太陽に向かって、決然と立ち上がれ!
 暗い影を追うな。
 卑劣な影を追うな。
 光輝燦たる太陽に向かって進め!
 君は、先駆者である。
 君は、勝利者である。
 永遠の栄冠の人生を勝ち取った人なのだ。

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