Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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三代会長決定の前夜 広宣流布へ! 我は立つ

2000.3.29 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
10  それは、あの一九七〇年(昭和四十五年)の、言論問題の渦中のことであった。
 私が、日本中からの非難の集中攻撃を受けた時に、「第三代会長を、絶対に倒してはならない」と、体の弱かった私のことを案じ、一年間にわたって丑寅勤行を断行し、健康を祈ってくれたのは、小泉隆元理事長であった。
 彼は、「師弟不二」の学会精神を、深く体得していた人である。
 のちに、彼が重病に伏した時には、真剣に彼の健康を祈り続けたのは、私であった。
 彼は、「死のうと思っていたのに、先生に祈っていただいたお陰で、また元気になってしまった。また具合が良くなってしまった」と、娘や奥さんを通して、よく報告してくれたものであった。
11  師弟一体の黄金の絆が、仏法であり、創価学会の伝統であり、精神である。
 牧口先生、戸田先生は、今の学会幹部は恵まれた環境に″満足″することに慣れて、いわゆる″偉く″なってしまい、その根本の精神が薄らいでいると、思っていらっしゃるのではないだろうか。
 わが青年部よ! しっかり頼む。
 これが、私をはじめ、全学会員の願望である。

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