Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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歓びの福井の春 我らの郷土に昇れ 創価の太陽

2000.2.25 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
6  そして、激戦の十年が過ぎた九〇年(平成二年)――私は、勝利の太陽に包まれた福井文化会館を訪問したのである。
 福井の同志の、あの晴れやかな顔、顔、顔。一緒に参加した石川・富山の友も、心の底から歓喜していた。
 我らは勝ちたり! 堂々たる福井の凱旋の大会は、日本一、世界一であった。
 また、草創の闘士である木水三郎初代支部長、故・福田まさ子初代婦人部長のご家族など、皆、後継の獅子たちが立派に育っておられる。実に嬉しい。
7  晩年、トルストイは書いた。
 「もしも諸君がただ今善事をなし得るならば、絶対にそれを延期してはならない」(『人生の道』原久一郎訳、岩波文庫)
 若き日に、そのトルストイの励ましを受けた作家のロマン・ロランは言った。
 「英雄というのは、自分にできることをする人だ」(『ジャン・クリストフ』豊島与志雄訳、『世界文学大系』47、筑摩書房)
 粘り強い挑戦と持続、決して諦めない負けじ魂――これこそ偉大な歴史をつくる力である。
 いかなる困難な環境も、自身の栄光の舞台に変えていけるのが、仏法であり、妙法である。
 今、人間世紀を拓く「勇者の福井」に、希望の太陽は赫々と昇った。
 「常勝関西」の一翼を担い、いよいよ「世界の福井」の本領を発揮する歓びの春が来た!
 私には聞こえる! 朗らかな福井の同志の敢闘に、あの地、この地から、潮のごとく沸き上がる、行進と喝采の響きが!

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