Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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栄えの王国・佐賀 新世紀に光れ 人間交流の大舞台

1999.11.29 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
7  あの苦難の冬に耐え、決然と立ち上がったのが、新世紀へ伸びゆく青年たちであった。
 一九八三年(昭和五十八年)に男子部四千人を達成した彼らは、新たな挑戦を開始した。
 「さあ、次は精鋭五千だ!」
 これが皆の合言葉となった。
 以後、この″悲願″は、代々の県男子部長に受け継がれた。
 「自分の代は、ここまでだ。次を頼む!」
 そして、誓願から五年――、四人目の県男子部長の時に、遂に、執念の勝利の金字塔を打ち立てたのだ。
 戦いは「執念」である。あきらめないことである。
 砂を噛んでも、岩に爪を立てても、断固として、目標に向かって前進する。この死に物狂いの執念があるところが、最後は勝つ! 断じて勝つ!
8  さあ、新世紀だ!
 二十一世紀は間近だ!
 遂に、「佐賀の世紀」の開幕だ!
 御聖訓には、
 「法妙なるが故に人貴し・人貴きが故に所尊し」と仰せである。
 わが郷土を、最高の「栄えの王国」に、わが一生を、最極の「栄えの人生」に荘厳する希望の行進は始まるのだ。
 ホイットマンは「大道の歌」で呼びかけている。
 「さあ、出発しよう! 君が誰であろうと来てわたしと一緒に旅をするのだ!
 わたしと一緒に旅をすれば君は決して疲れることがないのを発見する」
 「さあ、出発しよう! 道路はわたしたちの前にある」(『詩集 草の葉』富田砕花訳、第三文明社

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