Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「地区」は庶民の幸福基地 最前線で戦え! そこに福徳は無量

1999.9.27 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
5  同じころ、私より少々若い、皆から嫌われている青年部の幹部がいた。
 ある時、彼は、「地区部長とか、地区幹事とか、下の役職はみっともなくてできない」と、文句を言った。
 「それでは、なんのための信心なのか! 役職のため、肩書のための信心なのか!」
 皆は、傲慢な姿勢をたしなめたが、彼は、見えっぱりで浮ついた、地に足の着かない信心であり、結局は退転し、あまりにもわびしく死んでいった。
 「本より生いて候木なれども根の弱きは・たうれぬ」――全く無残な結果の姿であった。
 経文に「依法不依人(法に依って人に依らざれ)」とある。
 信心は「法」が根本であり、その法を永遠に弘める広宣流布の団体が学会である。
 組織で戦うことが、正しき法に則った、「広布中心」の生き方となる。
6  蓮祖大聖人は、「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」と仰せである。
 ″「其の国」とは、わが地区なり!″と拝するならば、地区部長・地区婦人部長の使命は、まことに大きい。
 はつらつたる地区の活動が、広布を加速させる。
 皆様こそ、無量の福徳を積み、永遠の幸風に包まれゆく方々である。
 私は、皆様に「勝利あれ! 福運あれ! 健康あれ!」と、ひたすらに祈っている。

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