Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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勝利の楽土・群馬 時代変革の機軸は「庶民の力」

1999.9.17 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
6  ともあれ、人生は「戦い」があるから面白い。前進か、後退か。成長か、停滞か。間断なき、挑戦と応戦の連続が一生である。
 高崎藩士の家に生まれた思想家・内村鑑三は、晩年のある日、「人間は放っておくと、小さく小さく固まろうとするものだ」(「卓上談話」、『内村鑑三全集』30所収、岩波書店)と語っている。
 そして、″自分が順風満帆ではなく、世間の逆風との激しい戦を戦わねばならなかったのは実に幸いであった″(同前、参照)と。
 要するに、試練の激浪があったから、本物の人生を築けたというのである。
7  群馬の同志は、私とともに、あまたの広布の戦闘をくぐり抜けてきた。冷たい″からっ風″に胸を張り、中傷や迫害の礫をもはね返し、皆様は毅然と行進してこられた。
 同じ戦うなら、勇んで戦うことである。はつらつと戦えば、いつも若々しい。生命が鍛えられ、強くなる。
 そして、強い人は、いっさいを善知識とし、勝利と成長の糧にしていける。わが人生を深く味わい、感謝していける。
 何ものも恐れず、二十一世紀へ突き進む、皆様の闘魂の瞳に輝くもの――その名は「勝利の楽土」群馬である。

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