Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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三十二年前の長野・松代にて 戦う時は今 わが不滅の決戦譜を

1999.9.10 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
8  川中島の戦跡には、馬上から太刀を振るう謙信と、それを軍配で受ける信玄の像があった。
 私の胸に、かつて戸田先生の前で歌った、「霧の川中島」(野村俊夫作詞)の万感の響きが蘇った。仏法は勝負であり、ゆえに学会もまた、戦闘の連続であるからだ。
  ♪車がかりの奇襲戦
   無念や逃す敵の将
   川中島に今もなお
   その名ぞ残す決戦譜 (JASRAC 0503721-501)
9  戦いには「時」がある。
 時を待ち、時をつくり、時を逃さず戦い、断じて勝つ。
 仏敵との戦いも、同志への励ましも、自分自身の人間革命も、戦うべき時に、全力で戦うことだ。
 その「時」は今だ。「如々として来る」を如来という。瞬間、瞬間に雄々しく躍動しゆく大生命力の当体が仏である。
 今、戦わずして、あとに無念を残しては絶対にならない。
 「仏敵を一人も余すな!」とは、わが恩師の厳しき遺言であった。
 戦う人は勝者なり!
 戦う人は幸福なり!
 今、戦う長野は、私とともに、獅子のごとく決然と立ち上がった!

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