Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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21世紀の天地・岩手 地域に誇りを! 勝利と栄光の橋を

1999.7.22 随筆 新・人間革命2 (池田大作全集第130巻)

前後
9  実は、この二戸にできた寺は、学会攻撃の坊主らの巣窟となっていた。
 しかも、当時の宗門の暗黒の権力は、私の追い出しに懸命であった。まるで嫉妬に狂った狂気の連中の化け物であった。
 御聖訓に「冬は必ず春となる」と仰せである。今、学会は冬であるが、必ず、爛漫の希望を輝かせて、春が到来することは絶対である――。私は皆に、静かに、しかし、断固として強く申し上げた。
 皆は、いかなる試練にも微動だにせぬ姿で、毅然としていた。
 「その通りです。まったく、その通りです。私たちには、黄金の学会魂があります。
 永遠不滅の信心があります。
 地球上に、天より励ましの、無数の諸天善神が守ってくれています。
 恐ろしいことも、悲しいことも、まったくありません」と。
10  あれから二十年――。
 今、南部富士・岩手山の秀峰を背にして、新世紀の夜明けに輝く宝城たる新・岩手文化会館も、堂々と完成した。
 その開館式は、八月五日と伺っている。
 おめでとう! 二十一世紀の新天地・岩手の勇敢なる英雄の友よ!
 いよいよ、至る所に正義のバラの花が咲き薫る、岩手の黄金時代が始まったのだ。

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