Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大関西の底力 いざや新世紀へ 威風堂々と!

1999.4.21 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
6  一九八九年(平成元年)の春四月にも、私は、美しき湖国にいた。
 湖北の滋賀研修道場で、滋賀・京都・福井三県の頼もしい青年部の大会や、創価同窓の集いに出席した。
 また、長浜市でも、関西の最高会議を行った。
 私が名誉会長に就任して十周年の時である。
 関西にとっては、一九七九年(昭和五十四年)に「次の十年を開こう!」と誓って、遂に迎えた黄金の節目であった。
 「この十年、一番、尊き学会を守ってくれたのは、関西であった!」
 その時、断固として宣言した私の心は、生涯、変わらない。
 昨年、全国のどこよりも早く、福井のわが友のお名前を、東京牧口記念会館に永久保管することを提案したのも、この心情からである。福井市、鯖江(さばえ)市、武生(たけふ)市、敦賀市、そして小浜(おばま)市をはじめ、全六十支部の「広宣流布の闘士」の芳名は、牧口先生の殿堂に、永代にわたって光り輝くにちがいない。
7  御聖訓には「太陽が東の空に昇れば、天の空は、すべて明るくなる。『大光』を備えているからである」と仰せである。
 〈「日輪・東方の空に出でさせ給へば南浮の空・皆明かなり大光を備へ給へる故なり」〉
 いくら、夜がどす黒くとも、太陽が出れば必ず明るくなる。
 太陽の日蓮仏法を修行しゆく、わが学会の広宣流布は、世界を明るくする。
 学会は、永遠不滅の太陽の団体である。
 なかんずく、その核と燃えゆく存在こそ、関西である。
 いかに闇のごとき外敵が攻めようとも、絶対に恐れる必要はない。
 最後は、必ず一善が勝つ。
 「悪は多けれども一善にかつ事なし」とは、大聖人の御確信であられる。
 愛する関西の同志よ!
 断じて負けるな!
 悠々と勝ち進みゆけ!
 大関西の正義の旭日よ、二十一世紀の常勝の空へ、いよいよ威風も堂々と、再び昇りゆけ!

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