Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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民衆の勝利の詩 君も私も 歓喜と栄光の大合唱

1999.3.22 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
7  大分の南西部の、有名な竹田の岡城址で、寒風が飛び来るなか、私は若き瞳輝く、血潮流るる、我が青年たちと名曲「荒城の月」を大合唱した。烈風に耐えて勝った、庶民の英雄たちと声高らかに歌った。
 親しげな眼ざしで直立した、厳かな青年たちは、永遠なる、荘重な心で、深い何かを誓い合っていた。
 この曙の如くわき立つ心は、罵り騒ぐ蛮人たちを遥かに見下し、至上のラッパの響きとともに進軍の波動となって、全九州を走らせた。
 この歓喜の勝鬨の波は、大分より、熊本へ、福岡へ、全九州へ、いな、日本へ世界へと轟いていったのである。
 偉大なる佐賀も勝った! 宮崎も、さらに長崎も、鹿児島も、見事に、すべてに勝ってきた。わが九州は、難攻不落の正義の城を、清々しい民衆の栄光の宮殿を、堂々と築いた。
 この大九州城をば、私は、仰ぎ見つめている。
8  あの日、あの時、我らが登攀の目標と定めた、二十一世紀の夜明けは始まった。
 「二〇〇一年五月三日」の、山嶺は目前にある。そこに君も! 私も! ともに勝利と栄光と幸福の、創価の三色旗を打ち立てよう!
 十万人の青年が「第九」を合唱する、「アジア青年平和文化祭」の開催も決まった。
 我らは、幸福な太陽の光に包まれながら、固い握手と握手を交わしながら、あの九州勝利山から、再びの行進を開始するのだ! 天使のごとくに!

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