Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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東北の新しき春 創価の青葉城に勝鬨響け!

1999.2.10 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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6  ――長い冬を耐え抜いた、東北の同志を思うと、私は、いつも、いつも、飛んでいって励ましたい気持ちである。
 ともあれ、二月は、戸田先生のお誕生の月であり、ご存命であれば、明十一日で九十九歳となられる。
 先生とともに歩んだ一日一日は、私の黄金の歴史であり、栄冠である。
 東北にも、幾度か、先生のお供をさせていただいた。
 四十五年前の春、青葉城(仙台城)址にご一緒して、広布の大ロマンをお伺いしたことは、あまりにも懐かしい。
7  「創価学会は、人材をもって城を築いていくのだ!」とは、先生のご遺言である。
 「仙台城」は、かつて「千代城」と呼ばれていた。
 この東北の天地に、千代、万代に絶対に崩れぬ、創価の模範となるべき、厳たる人材城を築きゆけ!
 それが、恩師の深き期待であり、叫びであり、遺言であった。
 自然も、人生も、厳しき冬を越えてこそ、春は美しい。
 苦難に鍛えられてこそ、金剛不滅の土台は築かれる。
 今、わが東北は、完璧にできあがってきた。
 わが創価の城に轟く勝鬨に、私の心は熱くなる。

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