Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大学講演 精神の″絹の道″で世界を結べ

1998.12.9 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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7  講演は、幸いにして、過分なまでの評価をいただいている。
 アメリカのクレアモント・マッケナ大学では、世界的な科学者のポーリング博士が、私が十界論の″九番目″の菩薩の精神を述べたことに、強く共鳴してくださった。
 「もし、我々は何をなさねばならないかと問われたら、我々は、人間生命の『ナンバー・ナイン』(十界の九番目)、つまり菩薩界の精神に立って行動するよう努力すべきである」と。
 また、ある大学で、講演に共感し、駆け寄ってきた多くの学生たちと、手の痛みをこらえながら握手を交わしたことも、懐かしい思い出となっている。
 私の北京大学での講演がきっかけで、創価学会に関心をもち、日本に研究に来られた若き学究もおられる。
 こうした共感の広がりほど、嬉しいことはない。
8  新しき世紀は、平和の世紀、生命の世紀、人間主義の世紀にしなければならない。
 そのために、文明と文明の間に、民衆と民衆の間に、文化の道、交流の道、友情の道、希望の道を開かねばならない。
 ゆえに、私は語り訴える。世界を結ぼう――と。

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