Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

先哲の箴言(しんげん) 「人類の英知」をわが胸に前進

1998.9.10 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
6  人類数千年の英知の結晶であり、宝である箴言も、今や、語られることは少なく、時とともに、埋もれ去ろうとしている。
 ゆえに私は、これまで、幾度となく、古今東西の偉人の生涯や思想についてスピーチするとともに、その言葉を紹介してきた。
 また、日本では、あまり知られていない、東洋各国やアフリカ、中南米の偉人たちの箴言も、広く紹介するように努めてきた。
 先哲の理想を、悲願を、叫びを、必ずや、われらが実現せんとの誓いを込めて。
 人間主義の大道を行くわれらにとっては、哲人プラトンも、思想家エマソンも、大文豪ゲーテもユゴーもトルストイも魯迅も、インド独立の父ガンジーも、フィリピンの英雄リサールも、皆、心の友人である。
7  箴言を通し、偉大な精神と対話しながら前進することは、なんと楽しいことだろうか。
 ともあれ、仏法の心は、精神の広大な青空のもとへ、人間を連れ出し、万人を結ぶものである。
 インドの大詩人タゴールが、「最善のものは独りでは来ない。一切を仲間にしてくる」(「迷える小鳥」藤原定訳、『タゴール著作集』1所収、第三文明社)と歌ったように。

1
6