Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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青年と教学 最高峰の哲学で人生の骨格を

1998.8.19 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
3  我らの哲学は、全人類を幸福にする世界最高の哲学である。その大法を持った青年も、さまざまな次元で、世界的指導者となるのだ――それが、戸田先生の確信であられた。
 教学に取り組む先生の姿勢は、常に剣豪の修行を思わせた。
 ある時、先生は、大阪へ一般講義に行かれたが、最悪の体調で、一旦は、教学部長に代講の準備を指示されたことがあった。
 しかし、夕方になると、すっくと起き上がって言われた。
 「やはり自分が講義しよう。寿量品に『所作仏事。未曾暫廃』の文がある。仏様は、しばしも休むことなく不幸な民衆を救っておられるということである。
 わざわざ講義のために来ておりながら、代講で済ませるわけにはいかない。もし、講義の途中で死んだとしても、それで本望だ」
 命がけで講義されたお姿を通し、私は、大聖人の仏法を伝える峻厳さを教えていただいたのである。
4  私も青年時代、徹して御書を研鑽してきた。主要な御書は、暗記するほど真剣に学んだものである。
 それが、今日の私の全人生の基盤となっている。
 教学の試験は、仏法研鑽の最大の励みとなる。
 頑張れ! 信心の合格者を、人間仏法の大博士をめざして、青春の思い出輝く″鍛えの夏″を。

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