Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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花の女子部に贈る 強き自分を!人生の土台を!

1998.7.1 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
3  中国の周恩来総理が、命を狙われ、危うく暗殺されかかった時である。
 その知らせを聞いた鄧穎超夫人は、即座に手紙を書き送って、周総理を激励されている。
 ″こうした局面では、敵との戦いに、必ず勝利せねばなりません。
 私は、これくらいのことで、不安になるような人間ではありません。人民の利益のこと、そして私たちが、今、前人未到の輝かしく偉大な事業に従事していることを思えば、泰然と構えることができます″
 私たちには、「広宣流布」という大願がある。
 結婚することだけが、幸福の目的と勘違いしている人も多い。
 当然、結婚は自然である。
 しかし、周囲の人びとの反対を押し切り、自己中心的に信心を捨てて、恋愛に溺れ、後悔の涙で苦しんでいる人も多くいるということを、知らねばならない。
 人生は、一人だけでは生きられない。より多くの善人、多くの友人、そして多くの先輩に囲まれて、初めて、恵まれた自分自身の発見があるものである。
 ゆえに、賢く聡明な自分自身を自覚していかねばならない。
 そのための信心であり、和合の団体に生きることの大切さを、忘れないでいただきたい。
4  牧口先生は、座談会の帰り道にも、電車で一緒になった女子部員を、よく励ましてくださったという。
 「職場では、あなたの振る舞いによって、折伏していくのです。また、年下の人には、特に親切にしてあげなさい」
 今や、日本中、世界中に広がった、この女子部の偉大なる花のスクラムを、牧口先生も、戸田先生も、どれほど喜んでおられることであろう。
 御聖訓には、「此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたり」と仰せである。
 わが女子部は、心して、青春を、人生を、賢く正しく、幸福に進み、生き抜いていっていただきたい。

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