Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

われら壮年の活躍 獅子が立てば大衆は勝利!

1998.6.24 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
4  その戸田先生は、ご自身の小説『人間革命』(筆名は妙悟空)のなかで、主人公の"厳さん″に、自らの力を開花させる原理を、次のように語らせている。
 ″厳さん″が信心に目覚め、仕事で実証を示していく場面である。
 「人間って、心の持方一つで、強くなるもんだなあ」
 「こんな難しい仕事が出来るだろうかと尻込むのと、よし! やってやろうと考えるのと、紙一枚の差だぜ。
 ところが、死物狂いで頑張っていると、次々に、自分になかった力が出てくる。いや、持っているのに出さなかった力が湧いてくるんだな」
 決意から、新しき跳躍は始まる。そして、必死の行動が、自己の限界を突き破る。
 信仰とは、たゆみなき挑戦である。
5  壮年は、創価の要であり、広布の勝敗を決する最終ランナーだ。
 壮年は獅子である。堂々たる壮年の姿を見れば、皆が安心する。その厳たる声が響けば、皆が勇気をもち、大衆は勝利する。
 わが獅子たちよ!
 尊き、わが広布の戦友よ!
 二十一世紀の夜明けを開く、狼煙は上がり、決戦の幕は落ちた。遂に、われら壮年の出番が来た。
 今、立たずして、いつ立つのか! 今日、戦わずして、いつ戦うのか!
 人生とは、限りある命の時間との闘争である。
 使命を果たさずして、人生の価値はない。志をつらぬかずしては、いかに自分を正当化しようが、あとに残るのは空しさと悔恨である。
 御聖訓には「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」と。
 さあ、白馬にまたがり、広宣の旗を掲げ、使命の大舞台を痛快に疾駆せよ。

1
4