Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「5・3」と創価の精神 「広布誓願」の獅子よ一人立て

1998.4.29 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
5  私は信濃町の本部には戻らず、総会の会場から神奈川文化会館へ向かった。
 世界につながる平和の港を望む横浜の地から、新たな戦いを起こすのだと、心に決めていたからである。
 五月五日、戸田先生のお顔を胸に描きながら、わが誓いを筆に託して、私はしたためた。
 ――「正義」
 その脇に「われ一人正義の旗持つ也」とつづった。
 私は″今こそ本当の勝負だ。いかなる立場になろうが、私は断じて戦う。たった一人になっても。師弟不二の心で、断固として勝利してみせる″と、深く決意した。
6  今、あの日から二十年目。神奈川の城が鮮やかに心に残る。
 ――世界に広がる港、多くの庶民が喜々として散策しゆく、希望の山下公園。また、凛々しき決意を胸に秘めて、走り回る創価班。
 ″よし、私は断固として第二章の広宣流布の指揮を執る。法剣を抜いて、宝剣を抜いて、断じて勝ってみせる″との、あの日の誓いは、あまりにも深かった。
 今や、世界の民衆が、学会に希望を託し、大きな声援を送っている。
 「5・3」とは、黒き陰謀の嵐を突き抜けた、「勝利」と「栄光」の大輪の七色の虹が輝きゆく日である。
 三世永遠の大道、不滅の黄金の大道を進みゆく広布英雄の旅立ちの日である。

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