Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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御書発刊 「正法正義」の信心の誉れ

1998.4.22 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
5  御書の研鑽は、大いなる折伏の広がりを生み、それは更に、御書を求める幾万の声となった。
 翌年の1953年(昭和二十八年)十一月、戸田先生は、御書の再版を決定された。
 この時は私も、教学部の代表として、校正作業に携わった。仕事や会合を終えて印刷所に駆けつけ、深夜まで校正に精魂を傾けた。
 ″尊い、大事な仕事である。完璧な御書を後世に残そう。一字たりとも、誤字脱字を見逃すまい″というのが、私たちの決意であった。
6  戸田先生は、御書全集の「発刊の辞」で、こう述べられている。
 「この貴重なる大経典が全東洋へ、全世界へ、と流布して行く事をひたすら祈念して止まぬものである」
 私は、この身をなげうち、その先生の念願を、すべて実現してきた。
 御聖訓に「総じて日蓮が弟子と云つて法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ」と仰せだ。
 御書を根本に、大聖人に直結し、「日蓮が如く」広宣流布を推進してきた唯一の仏意仏勅の団体が、創価学会である。
 ここに、大聖人の信心の血脈があり、正法正義がある。
 そして、ここに、無量の功徳と一生成仏への誉れの直道がある。

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