Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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聖教新聞の使命 「真実の言論紙」が21世紀開く

1998.4.15 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
6  東洋が生んだ人権の闘士ガンジーは、獄中にあっても、新聞を発行し続けた。
 彼が獄中で書き始めた自叙伝も、新聞に掲載され、幾千万の民衆がむさぼり読んだという。新聞を通じて彼は、「非暴力による抵抗」という自身の信念を訴え、民衆を鼓舞していった。
 私たちも、この「聖教新聞」を通して、いかなる迫害のなかでも、正義の道を、真実の道を訴え、創価の新しき人間主義のうねりを世界に広げてきた。
 ある婦人部の方に、古い友人から突然の電話。「聖教新聞」を購読したいと。
 その昔、贈呈された「聖教新聞」が何かの包み紙として出てきた。変色した記事を、ふと目にとどめて、心を動かされたのだという。
 「今や、日本の良心は創価学会であり、聖教新聞です」との声を寄せてくださる識者もおられる。
 すべて、同志の尊き献身があればこそである。
7  いよいよ、この四月二十日で創刊四十七周年。五十周年は、奇しくも二〇〇一年となる。
 あまりにも暗き、世紀末の世相。無責任な言論の横行。迷路のごとき、哲学なき社会。
 そのなかにあって、「真実の言論紙」たる「聖教新聞」には、希望の太陽となって二十一世紀を照らしゆく使命がある。
 私も書く。断じて書き続ける。
 わが同志よ、ともに、力を合わせ、この「民衆の言論の城」を、育てゆこうではないか。

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