Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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恩師の交友から 「友情の拡大」に広布あり!

1998.3.29 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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4  私も、これまで、多数の学者・文化人と対話を重ねてきた。誰とでも悠々と語り合われた恩師の姿を、まぶたに思い描きながらの行動である。
 宗教社会学者では、名門オックスフォード大学の名誉教授のブライアン・ウィルソン先生や、上智大学の名誉教授であられた故・安斎伸先生など、多くの方々と深い友情で結ばれてきた。
 いずれも、宗教への批判の眼は、極めて鋭い。
 しかし、だからこそ私は、ありのままの学会を、われらの真実の姿を知ってほしかった。
5  戸田先生が生命を注いで築き上げた、尊き学会である。
 人びとの幸福と平和に生きる″良心の城″の学会である。
 ″民衆の城″の学会である。
 そこに集う、同志の皆様には、人間として最も尊い精神の輝きがある。
 その光をもって、あの友、この友を包みゆく作業が、広宣流布といってよいだろう。
 「仏法即社会」である。本来、学会と社会の間に垣根はない。一人ひとりの心にも、垣根などあってはならない。
 友情は人間の証であり、その人間をつくるのが仏法である。
 ゆえに、われらが人生には、常に友情の果実を実らせ、楽しく価値ある対話の花を咲かせゆくことが大事ではなかろうか。

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