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日蓮大聖人・池田大作

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「5・3」記念最高協議会 勝利の劇を! さあ、きょうから一緒に

2006.4.5 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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4  立ち上がらなければ道は開けない
 ロシアの教育学の父ウシンスキーは述べている。
 「悪人を根っ子から焼きつくす火は、強い精神のなかにのみ生まれる」(『ウシンスキー教育学全集』4、柴田義松訳、明治図書出版)
 悪をどう打ち破り、改悛させるか。それは、強い精神があるかどうかで決まる。結局、問題は、自分自身である。弱くてはいけない。意気地なしではいけない。卑怯者ではいけない。
 悪に対しては、強く責めぬくことが、慈悲である。それが、その人を救うことになるからだ。
 スペインの哲学者オルテガは言った。
 「生きるためには、常にわれわれは、何かしていなければならない、さもなければへたばることになろう。さょう、人生は仕事である」(「司書の使命」会田由訳、生松敬三・桑名一博編『オルテガ著作集』8所収、白水社)
 大事なのは格好ではない。「何をしたか」だ。実力がどうかである。
 人からよく見られよう――そんなととばかり考えるのは、虚飾の世界だ。われらは革命の世界、正義の世界、戦いの世界である。
 とくに青年は、「勝利こそ使命」と決め、敢然と、先頭をきって、戦って戦って戦いぬくのだ。その覇気がなければ、心はすでに老人である。悪人が吹き飛ぶような闘魂をもつのだ。
 創価の青年を温かく見守ってくださった、ゴルバチョフ元ソ連大統領夫人であるライサさんが、こう述べていた。
 「建設的であることでしか人間は幸せになれない、と私は確信します」(『ゴルバチョフとともに』山口瑞彦訳、読売新聞社)
 破壊は一瞬。建設は、苦闘また苦闘の連続だ。しかし、建設に挑んでこそ、何があっても微動だにしない強い自分になれる。青年が本気になって立ち上がるのだ。そうでなければ道は開けない。
5  広宣流布の新しい時代をつくるのは、今である。
 新しい決意で、異体同心でがっちりと団結し、学会の発展のために尽くしぬく。大切な同志を守りに守る。それがリーダーの使命である。
 われらの前進は、一部の人間のためではない。
 慈悲。共生。生命の尊厳。人間革命――そうした仏法の哲理を、広く社会に開花させるのだ。
 すなわち、立正安国のためであり、世界平和のためである。新しい前進は、もう始まっている。
 戦いには、遠慮があってはならない。好き嫌いで人を見たら、戦いはできない。
 「断じて勝つ」という一点に立ち、同じ目的に向かって呼吸を合わせ、心を一致させるのだ。
 勝つために祈りを! 勝つために団結を!
 痛快なる勝利のドラマを、きょうから一緒に、楽しく、堂々と開始しようではないか!
 (東京牧口記念会館)

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