Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二総東京最高協議 生き生きと勝利の大前進を

2006.1.2 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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13  悪を滅する強さを持て
 今、創価学会という、偉大なる民衆の城が、壮大に築きあげられた。との善なる民衆の連帯を、絶対に、悪に乱されてはならない。
 建設は死闘。破壊は一瞬である。悪が盛んになれば、善が滅びる。
 不惜身命で悪と戦う勇者がいる限り、善は守られる。しかし、もしその精神が失われれば、崩壊はすぐに始まってしまう。このことを、よくよく心に留めていただきたい。
 学会利用、信心利用の、醜い利己心の輩を許してはならない。また、皆がおかしいと思っても、それを口に出せないような特別な存在を、つくってはならない。学会は、峻厳な師弟の精神に貫かれた、平等な同志の世界である。
 悪に対しては、勇敢に声をあげることだ。徹して強く責めることだ。臆病ではいけない。臆病は、ずるい。ずるいのは「悪」である。悪を見ながら、放っておいて戦わないと、自分が悪と同じになってしまう。積んできた福徳も消してしまう。
 今年は、敢然と悪と戦う一年としたい。なかんずく、結成五十五周年を迎える男子部には「次の学会を背負う一騎当千の指導者たれ!」と叫びたい。
 日蓮大聖人は、涅槃経の次の文を繰り返し引いておられる。
 ″もし仏法者が、法を破る者を見ながら、そのまま放置して、相手の非を厳しく責めず、追い払わず、はっきり罪を挙げて処断しないのであれば、まさに知るべきである。この仏法者は、仏法のなかの怨敵である″(御書二三六ページなど)
 本当の「善人」とは「悪と戦っている人」のことである。仏法は、人間を不幸にする魔との「限りなき闘争」である。
 悪を厳しく責めるのは、それが「正しい」ことだからである。そして、「正しい」ことは「強い」ことである。強くなければ、正義を貫くことはできない。「正義」は「勇気」なのである。
14  最前線の「地区」を盤石に
 創価学会の「地区」は、広宣流布の最前線の現場である。リーダーは、これまで以上に、地区の第一線に目を向けていこう。それぞれの地区を、盤石にしていくことが、広布の基盤を固めることになる。最高幹部が、みずから動いて、どんどん地区に入っていくことだ。
 本年は、地区を中心に座談会を最重視してまいりたい。また、新入会の友や若き青年たちに、勤行・唱題の意義など、信仰の大切な基本をていねいに教えていくことも、重要な課題である。
 全幹部が総力を挙げて、地区部長、地区婦人部長の皆さまを支え、応援しながら、一対一の対話を重ねて、人材育成の波を起こしてほしい。
15  ここ八王子は、秀麗な富士を仰ぎ、荘厳な夕日が見られる、本当に不思議な、すばらしい天地である。結びに、一句を贈り、私の新年最初のスピーチとさせていただきたい。
  君もまた
    不動の信念
      不二の山
 本年もよろしく! この一年、元気でいこう! 張りきって進もう!
 生ある限り、戦おう! 深き使命を持った皆さまである。一緒に戦おう!
 (東京牧口記念会館)

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