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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会 一人の行動から平和の波を!

2005.12.24 スピーチ(2005.8〜)(池田大作全集第99巻)

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18  今から七百三十年前の建治元年(一二七五年)十二月二十六日、日蓮大聖人のもとに、強仁ごうにんという僧から論難の書状が届いた。大聖人は、その日のうちに、彼の大慢を痛烈に打ち破る返書を認められた。まさに電光石火である。その中で、こう仰せである。
 「(日蓮は)わが身命を仏神の宝前に捧げて、刀剣をもって斬られることも、幕府から罰せられることも恐れず、昼は国主に訴え、夜は弟子たちに語り聞かせたのである」(御書184㌻、通解)
 思えば、日顕宗が学会に支離滅裂な論難を送りつけてきたのは、十五年前の年末のことであった。チリの哲人指導者エイルウイン元大統領は、私との対談集で「権力というものは、必然的におごりや堕落、権威主義をもたらすものなのです」(『太平洋の旭日』本全集108巻収録)と述べておられた。
 学会は、大聖人の御心のままに、恐れなく社会に正義を訴え、後継の人材を育ててきた。そして権威主義の悪を見破り、すべてに勝った。
 イギリスの哲学者ミルは、「正しき側に組しないものはすべて悪の側に結局は荷担することになる」(『ミルの大学教育論』竹内一誠訳、お茶の水書房)と喝破した。
 衰亡の一途をたどる日顕宗を見おろしながら、明年も、日本一、世界一の新年勤行会で、晴ればれと出発してまいりたい。
19  来年も広布の陣頭に立て
 終わりに、二首の和歌を贈りたい。
 一首は、昭和二十七年(一九五二年)五月三日、戸田先生の会長就任から一周年、私と妻の結婚の日に詠んだ和歌である。
  天も晴れ
    師弟の心は
      躍るらむ
    今世の誓いと
      三世の誇りを
 そして、昭和三十五年(一九六〇年)五月三日、第三代会長就任の、その日に詠んだ和歌である。
  全生命
    賭して 指揮執る
      時 来り
    広宣流布の
      陣頭 我なり
 いずれも、私の執務室に今も留め置いてある。
 「今世の誓い」と「三世の誇り」を胸に、来年も、「広宣流布の陣頭」に立って、共に戦い、そして勝ちましょう!
 一年間、本当にありがとうございました。来年も力を合わせて、皆が「私は悔いなくやりきった!」と言える希望の前進を、お願いします。
 各方面・各地の同志に、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。
 風邪をひかないように。どうか、よいお年をお迎えください。
 (信濃文化センター)

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