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日蓮大聖人・池田大作

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秋季彼岸勤行法要 妙法の信仰が最高の追善回向

2005.9.23 スピーチ(2005.8〜)(池田大作全集第99巻)

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8  広布の敵を責めよ! 仏法は永遠に勝負
 一生成仏のために、大聖人が繰り返し、厳しく仰せになったことがある。それは、広布の敵を責めぬく重要性である。
 「法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし
 「謗法ほうぼうを責めずして成仏を願はば火の中に水を求め水の中に火を尋ぬるが如くなるべしはかなし・はかなし
 こうした御聖訓は、枚挙にいとまがない。
 仏法は、永遠に勝負である。ひとたび広宣流布の大闘争を開始した以上、断じて負けるわけにはいかない。すべては変化、変化の連続である。魔を見破り、完壁に打ち破っていかなければ、その毒が回ってしまう。
 大聖人ご自身が、「今に至るまで軍やむ事なし」、「日蓮一度もしりぞく心なし」、「いまだこりず候」等々と仰せである。
 そして、「いよいよ・はりあげてせむべし」と、戦って戦いぬく精神、攻めて攻めぬく精神を教えておられる。この執念こそ、日蓮仏法の魂であり、学会精神である。
 これからの五十年も、「追撃の手をゆるめるな」との戸田先生の遺言のままに、強く、また強く進んでまいりたい。
9  青年を励まし、青年を育てよ
 私が統一ドイツの初代大統領ヴアイツゼッカー氏とお会いしたのは一九九一年の六月、ボンの大統領府であった。
 氏は、ビンゲン市のライン河畔に立つ、SGIのドイツ総合文化センターにも足を運んでくださった。それは、ちょうど十年前のきょう、九月二十三日のことだった。
 「将来の発展に責任をもって寄与するために、われわれが何をすべきか、何をしようとするのか、何をなし得るかを、みずからに問わなければならない」(『良心は立ち上がる』加藤常昭訳、日本基督教団出版局)
 これが氏の信条である。また、来日された折には、次のように語っておられた。
 「繁栄の中で漫然とそれを享受するだけではなくて、責住をまっとうしていくという生き方をすれば、その人の生き方はさらに生きがいのあるもの、意味のあるものになる」(「琉球新聞」一九九九年四月十九日付)
 広宣流布の戦いにあっても、自身の責任を一つ一つ、明確に自覚して、祈りぬいていく。そして、「私は悔いなく戦いきった。見事に勝った!」と言える歴史を残していくことだ。
 また、青年を愛するヴアイツゼッカー氏は「若い人は何でも積極的に取り組み、解決していく力がある」(「毎日新聞」一九九九年五月七日付)
 「未来への責任」を果たすために、人材を見つけ、人材を育てていくことが、リーダーにとって最重要の責務である。
 青年部を皆で励まし、若い力が思う存分に活躍できるよう、全力を挙げていきたい。
 さらなる広宣流布の躍進を決意しあって、私のスピーチとしたい。ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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