Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国最高協議会(1) 新しい前進は幹部革命から

2005.8.1 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

前後
3  まず自分が先駆! 自分が成長!
 「魚は頭から腐る」と言われる。
 トップが崩れるところから、組織も腐り、崩壊していく。それが道理である。また、幹部が傲慢になり、いばって人の意見を聞かなくなると、そこに「魔」はつけいってくるのだ。
 だからこそ、戸田先生は、幹部に厳しく指導された。
 「役職があればあるほど責任がある。模範でなくてはいけない」「人前でいかに立派なことを言っても、自分が実践しないとすれば、幹部として、最低の姿である」
 また先生は、「責任者が遅刻したり、多くの社員がだらしなく遅刻を重ねるような職場は、必ず問題を起こし、衰微する」とも言われた。戸田先生は、本当に「朝」に厳しかった。
 こうも指導された。
 「正義のために戦う頼もしさがなければ、だれもついてこなくなる」
 全幹部が「一兵卒」となって戦うことだ。できあがった組織の上に、あぐらをかくような幹部には、絶対になってはならない。
 昭和三十一年(一九五六年)の″大阪の戦い″。だれが、どう見ても、勝てるわけがない戦いである。だが、私は、みずから第一線に入り、その劣勢をはねのけて、勝利の金字塔を打ち立てた。不可能を可能にした。愛する関西の同志とともに!
 ともあれ、全幹部が最前線に立ってとそ、皆が安心して前進できる。幹部から「新しい風」を起こしていくことだ。
 自分が率先して折伏する。仏法対話をする。御書を学ぶ。わが友を全力で励まし、立ち上がらせていく。この「幹部革命」を、全員で心を合わせて実行してまいりたい。
4  もう一つ、戸田先生の話を紹介したい。
 「学会にも三種類の人間がいる。
 一つは、広宣流布をめざしゆく学会に感謝し、守り支えてくれる人。
 また、信心はしているが、いわゆる可もなく、不可もなく、なんとか学会についてくる人。
 そして、これだけ自分は広布のために働いたのだからと学会に代償を求めるような心恨の腐った人間。これは困る」
 すべては心で決まる。「心こそ大切」である。
 どうせ、信心するのであれば、「あの人は、さっそうとして、気持ちいい人だな」「やっぱり学会の信心をしている青年は、どこか違うな」と周囲から讃嘆されるような「潔い信心」を守貫いていただきたい。
 青年の時代である。青年が全責任を担って立ち上がってもらいたい。
 また、壮年部も、婦人部も、若人のような息吹で進んでいくのが学会の伝統である。あふれるような「生命の勢い」に学会精神は光る。
 心は永遠に若々しく! 前へ前へ、瞳を輝かせながら!
 それが信心の世界であり、「人間革命」の生き方なのである。
 (長野研修道場)

1
3