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日蓮大聖人・池田大作

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各部合同協議会 一生涯、大ロマンに生きよ

2005.7.16 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

前後
20  インドのアショーカ大王が残した法勅には、″僧伽そうぎゃ(仏道修行をする人々の集団)を破壊する者は、追放されねばならない。なぜならば、私が願うのは、和合した僧伽を永続させることだからである″と刻まれている。(塚本啓梓『アショーカ王碑文』第三文明社、参照)
 このアショーカ大王の法勅については、現代インドを代表する大哲学者であるロケッシュ・チヤンドラ博士との対談でも、話題になった。博士は、現代の「和合僧」というべきSGIの人間主義運動に、大きな期待を寄せてくださっている。
 インドだけではない。今や全世界の心ある知性が、創価の和合の前進に、「共生と平和の未来」への希望を見いだしているのである。
 大聖人は仰せである。
 「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり
 生命の悪、生命の無明の消滅が即、功徳である。「悪を砕く」大闘争にこそ、その大功徳が輝く。大発展の道がある。
 邪悪な「破和合僧」の輩を断固として打ち破るたびに、学会は、いよいよ威光勢力を増していく。その闘争があったからこそ、百九十カ国・地域に広がる創価の和合の大連帯が築かれたのである。
21  師弟の大道に勝利の栄冠
 若き日、私は戸田先生から御書を学んだ。「当体義抄」など数々の重書を、直接、講義していただいた。最高の師匠のもとで、最高の哲学を学んだ。それを無上の誇りとしてきた。先生からいただいた記念の品も、私は、ずっと大切にしている。
 今、SGIの平和・文化・教育の貢献に対て、世界の各地から多くの顕彰が贈られている。皆さまを代表して私が拝受した栄誉も数多い。
 仏法の眼から見るならば、こうした栄誉の数々も、師弟の大道を生きぬいた勝利の栄冠である。
 わが同志の大福徳の証である。私は、そう深く確信している。
 「心こそ大切」である。
 学会のため、広宣流布のために一心に尽くしていくならば、必ず最高の幸福境涯となっていく。偉大な人生を歩んでいくことは、絶対に間違いないのである。
22  健康第一で、人間革命の夏を
 私と妻の祈りは、ただひたすらに、わが同志が一人ももれなく、健康で、裕福で、ご長寿であってほしい、所願満足の人生を飾ってほしいということである。
 健康は智慧が大事である。これから、暑さもさらに厳しくなってくる。ドクター部の皆さんと相談し、夏の健康管理のポイントを、具体的に七点にわたってあげていただいた。
 (1)規則正しい生活をすること。とくに疲れをためないよう、十分に睡眠をとること。
 (2)栄養のバランスのとれた食事をすること。
 (3)水分をこまめに補給すること。
 (4)適度に体を動かすこと。
 (5)熱中症に気をつけること。
 とくに外出の時は、日傘や帽子を利用し、長時間、直射日光を浴びないよう、工夫したほうがいいと、ドクターは強調していた。
 (6)冷房病に注意すること。
 (7)食中毒にも十分注意すること。
 ともあれ、自分の健康は自分で守ら、なければならない。「健康第一」で進んでいきたい。
 マハトマ・ガンジーは語っている。
 「真の健康の主旨も真理と正義の理想を不撰不屈で追求してゆくことなのです」(丸山博監修『ガンジーの健康論』岡芙三子訳、編集工房ノア)
 題目を朗々と唱え、偉大な生命力をわき上がらせて、広宣流布のために戦いゆく学会活動。ここにこそ「真の健康」の実像があるといえよう。
 どうか、生き生きと、そして聡明に、次の勝利の因を深く刻みゆく「充実の夏」「成長の夏」「人間革命の夏」としていただきたい。
 終わりに、戸田先生のど指導をお伝えして、スピーチを結びたい。
 「臆し去った者は、みじめな敗北の姿をさらす。
 正しき信心を貫いた人は、必ずや勝利の姿を示す」
 きょうは本当にありがとう! 各地の同志の皆さん、また、ご家族の皆さん方に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 皆さんのご多幸を心から祈っています。また、お会いしましょう!
 (東京・新宿区内)

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