Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第48回本部幹部会、第1回九州総会 人類最高の幸福の大道を誇り高く

2005.4.21 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

前後
21  今こそ勇気ある師子吼を
 ところで、釈尊の時代にも、現代の学会の前進と同じく、女性の活躍が光っていた。
 有名な「勝鬘しょうまん夫人」と呼ばれる王妃も、師匠である釈尊への誓願のままに、苦悩や災害の渦巻く社会へ飛び込んで、行動していった。
 この勝鬘夫人は、「師子吼者」――師子吼の人と呼ばれた。声の力で人々を励まし、声の力で悪を責めていったことを賞讃されたからである。婦人部、女子部の皆さんの姿をほうふつさせる。
 まさしく、「声仏事を為す」である。
 「師子吼」には、「師子を装うニセ者を打ち破る力」「堕落を戒める力」「恐れを取り除く力」「眷属の威光勢力を増す力」などが備わると、経典には説かれている。
 勇気ある「師子吼」が、悪を打ち破る。善の勢力を広げていく。一人の勇気ある「師子吼」ほど強いものはない。
22  御聖訓には、「彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり」とある。
 この御聖訓どおりに学会は、小樽問答、炭労事件をはじめとして、ありとあらゆる言論戦に、私を先頭として、「師子の声」で勝ちきってきた。
 大聖人は、「師子吼」の意義を、「師匠」と「弟子」が一体となって妙法を唱え、弘めゆくことである、と示された。(「師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」)
 正義と真実を叫ぶのは今である。
 私は、「わが青年部よ、今こそ師子となって、全生命を奮い立たせながら、叫びゆけ! そして今とそ、師子となって勝ちまくれ!」と訴えたい。
 時代は乱世である。真剣と執念で勝つしかない。慢心になり、油断したところは崩れてしまう。
 賢く、鋭く、耳を澄まし、目を凝らし、あらゆる面に心を配り、励ましあいながら、生き生きと、健康第一で、戦おう!
 大車輪が勢いよく回転するように、さあ前進だ。伸び伸びと、朗らかに、厳然と勝ち進もう!
 それでは皆さん、お元気で! またお会いしましょう!
 とくに、海外から集われた方々、お元気で! 皆さんの長寿と健康を祈ります。
 きょうは、本当にありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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