Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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方面長協議会 深き同志愛こそ、学会の魂

2005.2.11 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

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7  創立八十周年へ、勝利の陣列を
 本年は、創価学会の創立七十五周年である。
 この「七」「五」という数字には、仏法上、幾重にも深い意義がこめられている。
 日蓮大聖人は、一切衆生の成仏の因を、南無妙法蓮華経の「七字」「五字」としてあらわされた。すなわち南無妙法蓮華経の「七字」と妙法蓮華経の「五字」である。
 大聖人は、幸福の大道であるとの妙法を、末法の未来のために残してくださった。
 御聖訓には、次のように仰せである。
 「今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月二十八日より今年弘安三年太歳庚辰十二月にいたるまで二十八年が間又他事なし、只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり
 この妙法を弘め、全人類を不幸の流転から解き放ちたい――その願いのままに、大聖人は立宗宣言以来、日本そして世界への広布の道を聞かれた。
 また「日蓮もかくの如し、かかる身となるも妙法蓮華経の五字七字を弘むる故なり」とも記されている。
 大聖人御自身への迫害も大難も、すべて妙法を弘めてきたためである。しかし、それによって、仏となり、未来への広宣流布の道を開くと思えば、喜びは計り知れない――と仰せになっておられる。
8  仏意仏勅の団体である創価学会にも、「七字五字」に通ずる、輝く歴史がある。
 恩師戸田先生が第二代会長に就任された時に宣言されたのは、「七十五万世帯」の大折伏であった。一切の願業を果たされ、戸田先生が逝去された一カ月後、当時の日淳法主は、「七十五万世帯」の甚深の甚深の意義について、こう講演された。
 「その(=地涌の菩薩の)方々を会長先生が末法に先達になって呼び出されたのが創価学会であろうと思います。即ち妙法蓮華経の五字七字を七十五万として地上へ呼び出したのが会長先生だと思います」(昭和三十三年五月三日、創価学会第十八回総会)
 このように、日淳法主は戸田先生の偉業を最大に讃嘆しておられる。
 先生のご逝去直後、学会は一部のマスコミから″空中分解する″と中傷された。しかし私は、戸田先生の遺志を継ぎ、師子となって戦いぬいた。
 そして第三代会長就任から十年後には、学会の「地涌の陣列」は、恩師が築いた七十五万世帯から、十倍の七百五十万世帯へと拡大した。今や創価の人間主義は、世界百九十カ国・地域に、希望と幸福の大輪の花を、喜びいっぱいに薫らせている。
 意義深き創立七十五周年の本年は、いよいよ完勝への盤石なる基盤を築く時である。
 そして「八とは開く義なり」と言うとおり、絢爛たる学会創立八十周年へ、勝利の陣列を、ともどもに拡大してまいりたい。
 今や学会は、日本の思想界の柱となった。これからが大事だ。いよいよ、世界一の平和と文化の城を築きゆくのだ。この一年を勝利し、青年を伸ばして、いちだんと強固な布陣をつくりあげ、未来の勝利へ大きな決定打としていきたい。
 きょうは本当に、おめでとう。またお会いしましょう!
 (東京・信濃文化センター)

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