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日蓮大聖人・池田大作

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関東代表協議会 「戦争」から「平和」へ指導者革命を!

2004.8.15 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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6  日本とモンゴルの縁は深い。しかし、両国の歴史上の大きな接点は、十三世紀の「蒙古襲来」と、二十世紀(一九三九年)の「ノモンハン事件」(ハルハ河戦争)の二つしか記憶されていない。そのほかは「空白」であった。
 一二七五年(建治元年)九月、幕府は「蒙古」の使者を処刑。日蓮大聖人は、この蛮行を嘆き、記されている。
 「気の載にも、平左衛門尉殿や相模殿が、日蓮の言うことをさえ用いておられたならば、先年の蒙古国からの使者の首を、よもや斬ることはなかったでしょう。今になって後悔しておられることと思います」(御書1095㌻、通解)
 「蒙古襲来」と「ノモンハン事件」という、「戦争の歴史」しか持たない両国――私は、一九九三年にエンフバヤル文化大臣(後に首相)にお会いしたとき、この事実にふれて、申し上げた。
 「これは、きわめて不幸なことです。私はこの両国間の『空白』を埋めたいのです。『文化』の力で埋めたいのです」
 今、そのモンゴルとの友好が、深く、広く結ばれている。そのことが、私にはうれしいのである。
 (二〇〇二年七月、「ノモンハン事件」の舞台となったモンゴルのドルノド県に、日本とモンゴルとの国交樹立三十周年を記念して、「池田平和記念公園」が設置された。同公園の碑には、小説『新・人間革命』冒頭の次の一節が刻まれている。
 「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」〈「旭日」の章〉)
7  清き蓮のごとく君よ咲き誇れ!
 今回の夏の研修では、多宝研修道場の「守る会」の方々をはじめ、群馬の方々には、たいへんにお世話になっている。心から御礼を申し上げたい。
 「陰徳の人」を最大にたたえる。それが仏法である。学会の世界である。また、絶対にそうでなければならない。
 研修期間中、群馬の友が、多宝研修道場に見事なハスの花を飾ってくださった。ありがたいことである。その美しさに、心が洗われる思いであった。何度もカメラのシャッターをきった。
 蓮華(ハス)の花は、ご存じのとおり、仏法上の深い意義が託されている。
 蓮華は、花(因)と実(果)が、同時に成長していく。
 これは、他の花には見られない特徴であり、南無妙法蓮華経の「因果倶時」の法理をあらわしている。
 全員が、美しき大輪の蓮華の花のごとく咲き誇り、人生を謳歌しゆくための仏法である。
 まだまだ暑さが続く。私どもは、健康第一で、聡明に、疲れをとりながら、朗らかに、広布の王道を進みたい。
 わが胸中に、幸福の「心の都」を燦然と輝かせてまいりたい。
 (群馬多宝研修道場)

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