Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

関東会・東京会合同研修会(2) リーダーは皆に「感謝」「励まし」を

2004.8.13 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

前後
6  善友に近づけ悪知識をしりぞけよ
 大聖人は、釈尊に敵対した提婆達多について、「名聞名利の心が深い者であったので、仏である釈尊が人に敬われるのを見て、妬んだ」(御書1348㌻、通解)と喝破されている。
 戸田先生も、提婆の本性は「男のやきもち」と明言された。
 同志を裏切り、学会を壊し、広布を阻もうとした悪人は皆、「名聞名利の心が深い者」であった。
 その本性は″嫉妬″である。皆さまも、よくご存じのとおりだ。
 私たちは、「人間革命」という幸福の軌道を進んでいる。それを邪魔し、脱落させようとするのが、「悪知識」である。大聖人は、経文とその釈を引かれて「悪知識というのは、甘く語りかけ、いつわり、媚び、言葉巧みに、愚かな人の心を奪って、善き心を破る」(御書7㌻、通解)と仰せである。
 さらに「国を滅ぼし、人を悪道に堕とすものは、悪知識に過ぎるものはない」(御書8㌻、通解)と強調されている。
 悪知識ほど、渡ろしいものはない。言葉巧みに近づき、うるわしき同志の心の絆を破壊しようとする。国や人を滅ぼしていく。
 ゆえに、大聖人は「悪知識をしりぞけよ!」と厳命されている。
 「謗法の者を防いでいきなさい。(法華経にある)『悪知識を捨てて、善友に親しみ近づきなさい』とは、このことである」(御書1244㌻、通解)と。
 どこまでも善友とともに前進する。善友のスクラムを強めていく。そして、悪知識を厳然と破折し、すべてを「人間革命」のエネルギーに変えていく――ここに仏法の真髄がある。
7  いよいよ新しい出発である。
 どうしたら同志の労を少なくして、最大の広布の前進ができるか。そこに心をくだき、みずから率先して行動するところに、幹部の使命がある。
 上に立って号令をかけるのではなく、緻密に、民衆のなかへと分け入っていくことである。また「上から」でなく「下から」、最前線から波を起こす。一人一人と語りあい、ともに立ち上がっていくことだ。
 新しい息吹、新しい作戦、新しい行動を! そこからしか、勢いある前進は始まらない。
 進みましょう! 広宣流布の誓願を結実させるために! 民衆の平和運動の基盤をいちだんと拡大するために!
 (群馬多宝研修道場)

1
6