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日蓮大聖人・池田大作

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女子部・教育本部・学術部合同研修会 わが心に永遠の「幸福城」を!

2004.8.3 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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8  きょうより明日へ新しい出発を!
 アメリカのエレノア・ルーズベルト大統領夫人は言う。
 「学ぶことをやめたときは、生命という点でも人生の意義という点でも、生きることをやめたときです」(『生きる姿勢について』佐藤佐智子・伊藤ゆり子訳、大和書房)
 エレノア夫人は、「世界人権宣言」の採択に重要な役割を果たした人物である。彼女は「大統領夫人」の立場を離れても、世界の人々のために活動を続けた。そのために、貪欲に学んだ。生あるかぎり、向上し続けよう。人々に尽くそう。そうした思いで歩み続けたのである。
 ナイチンゲールは記している。
 「人間は一生に一度きりではなく、一日ごとにで気持を改めていかなければならないのです」(「看護婦と見習生への書簡」湯槇ます・小玉香津子・鳥海美恵子・小南吉彦訳『ナイチンゲール著作集』3所収、現代社)
 毎日が新しい出発である。きょうよりは明日、明日よりはあさってと、新たな決意で進んでいくことだ。
 広宣流布は闘争また闘争の連続である。一つの闘争が終わると、次の新たな闘争へ挑む。学会は、こうして発展を続けてきた。
 「闘争を堅持する人民の力はきわまることなく、つきることのないもの」(森下修一訳『周恩来選集』上、中国書店)とは、中国の周恩来総理の言葉である。
 戦うからこそ成長がある。発展がある。無限の力が出る。戦いをやめれば停滞し、衰退してしまう。人生も、そして団体も同じである。
9  最後に、アメリカの第二十五代大統領ケネディの言葉を贈りたい。彼は言う。
 「動乱と変革の時代ほど″知識は力″が真実であることはない」(一九六二年三月二十三日のスピーチ、「ジョン・F・ケネディ大統領図書館および記念館」のホームページより)
 激動の時代である。われらの舞台は全世界に広がっている。だからこそ、リーダーは日々、真剣に学んでまいりたい。
 また、こういう言葉もある。
 「討論を続けようではないか――そうなれば最善の考えが勝ちを占めるようになるに違いない」(『平和のための戦略』細野軍治・小谷秀二郎訳、日本外政学会)
 一対一の語らい。座談会――開かれた対話が学会の伝統である。
 リーダーは、しゃべることだ。心ゆくまで語りあうことだ。そこに納得と充実と、さらなる発展の道がある。
 一人も残らず、生き生きと、健康長寿の人生を―――そう私は心から祈っている。
 全員が幸せになるための信心である。勝利の人生を歩むための信心である。楽しく、有意義な価値ある一日一日であっていただきたい。きょうは本当にありがとう!
 (長野研修道場)

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