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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会(3) 後継者が育ってこそ令法久住

2004.7.28 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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7  宇宙一の和楽の組織を守れ
 「組織」は創価学会の命である。いちばん、戸田先生が大事にされた。
 「戸田の命よりも大事な創価学会の組織」――この言葉は、端的な表現であるが、本当に深い信条であり信念であった。
 広布の組織は、たんなる人の集まりではない。「仏の集まり」である。この大宇宙の仏の生命が渦巻いている。そこに本質がある。
 その組織をバカにし、利用するだけ利用して、破壊しゆく人間は、仏法上、「破和合僧」の重罪にもあたる。
 戸田先生は厳格に遺言された。
 「裏切り者、不知恩の者と戦うのが、仏法の慈悲だ。わが学会は、宇宙最極の和楽の世界である。決して、魔に崩されてはならない。厳然と、わが崇高なる学会に、一人たりとも魔を寄せ付けるな!」
 戸田先生は次のように戒めておられた。
 「幹部諸君は、自分がありがたい職責にあることを喜んでこそ、組織の成果があがる」
 「幹部でありながらいばるのは、頭の悪い、学問のない、人望のない、信心の薄い者のすることである」
 「幹部は、会員の小使である。みんなは幹部のご機嫌など、とってはいけない。いばる幹部は絶対に切る」
 「組織は広宣流布のためにある。その幹部が組織にのっていばったら、学会は潰れるぞ」
 皆さまは最高幹部であるゆえに、あえて厳しく申し上げておきたい。
8  権力の道。世間的な栄誉の道――そこには永遠の幸福はない。
 法のため、人のため、社会のために、いちばん頑張った人が、いちばん幸福になる。これが仏法の厳然たる因果である。
 学会活動が「成仏の道」である。その道を、友と肩組みながら進むとき、大いなる希望と繁栄の花が咲く。
 皆さまの功徳は無量無辺である。子孫末代まで伝わっていくことは、絶対に間違いない。
 広宣流布の人生は、無上道の人生である。同志とともに進むことがうれしい。生きていること自体が楽しい。そうした一日一日を積み重ねながら、大勝利の人生を生きて生きて生きぬいていただきたい。
 皆さまは偉大なる広宣の歴史を築かれた。戸田先生、牧口先生も、どれほどお喜びであろうか。
 戦うことが、幸福なのである。戦わないのは、何もないということだ。向上もなければ、喜びもない。生命の鍛えもない。ともどもに健康第一で進みましょう!
 われわれの同志は、美しきカリブ海のキューバにもいる。広大なロシアの大地にもいる。百九十の国と地域に、創価の人間主義は広がっている。
 われらは世界を舞台に、堂々と「平和と文化の行進」を広げてまいりたい。
 (長野研修道場)

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