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日蓮大聖人・池田大作

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第四十回本部幹部会、第十回全国青年部幹… 民衆こそ歴史を創る無冠の大英雄

2004.7.15 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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13  勇敢であれ!そして、堂々と勝利せよ
 どうか、皆さんは勇敢に生きぬいていただきたい。勇敢でなければ、勝利の人生は歩めない。敗北の、さびしい人生になってしまう。
 勝てば、社会からも信頼される。大事にされる。多くの人を味方へと変えていくことができる。
 反対に、負ければみじめである。人は離れていく。私たちは、「勇敢」でいきましょう!
 大聖人が大事にされた一書に、『貞観政要』という中国の英知の書がある。
 (貞観とは、唐の太宗時代の年号。太宗と群臣の政治上の議論などを収めたもので、歴代皇帝の必読書とされた)
 その中に、「愚かな者は、盛んに讒言をして人をそしり」(原田種成『貞観政要』下、『新釈漢文大系』96、明治書院)と記されている。讒言は、社会にとって無益であるばかりか、罪なのだと喝破している。
 皆さまは、陰険な讒言をはね返して、堂々たる勝利を満天下に示した。その偉業は、後世に輝きわたるにちがいない。
14  イギリスの大歴史家トインビー博士は、私との対話のなかで、こう述べられていた。
 「社会のどんな組織や制度も、すべて何らかの哲学や宗教を基盤としており、そうした精神的基盤のいかんによって、組織は善にも悪にもなるものです」(『二十一世紀への対話』本全集3巻収録)
 深い意味のある言葉である。博士は、学会が正しいことを知悉し、期待しておられた。
 現代社会の病根を治すには、まず人間の心を革命しなければならない。その精神的基盤の上に、よりよい社会が建設されていく――そう博士は確信していたのである。
 また、アメリカの第二十八代大統領で、ノーベル平和賞を受賞したウィルソンは、こう明言した。
 「宗教という駆動力と、純粋で素朴な信仰がなければ、私の人生に生き甲斐などなかったろう」(リチャード・V・ピラード、ロバート・D・リンダー『アメリカの市民宗教と大統領』堀内一史・犬飼孝夫・日影尚之訳、麗澤大学出版会)
 自分も、友も、社会をも幸福に!――この「創価」の人生にこそ、世界最高の生きがいがある。
 最後に、フランスの英雄であり、ナチスを打ち破ったドゴール大統領の言葉を贈り、スピーチを結びたい。
 「われわれの勝利は全面的勝利でなければなりませんでした。その勝利は実現したのであります」(『ド・ゴール大戦回顧録』6、村上光彦・山崎庸一訳、みすず書房)
 きょうはご苦労さま! 芸術部の皆さんも、本当にありがとう!
 そして海外の方々、重ねて、本当によく来てくださった。
 広宣流布に生きぬいた功徳は、子孫末代まで伝わります。仏法は正しいです。どうか、お体をお大事に。楽しい滞在であってください。ありがとう!
 (創価国際友好会館)

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