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日蓮大聖人・池田大作

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創価女性協議会 勇気の一歩を! 歩き続けた人が勝つ

2004.2.27 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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15  心に″常楽我浄の春風″を
 また、謝冰心先生は、こうつづっている。
 「心の中に、はつらつとした春の息吹があれば、たとえ秋風が吹き荒れても、何ら愁うことはない」(同前、下)
 人生は戦いである。寒風との戦いである。思いもかけないような苦難の嵐に襲われる時もある。
 先日(二月二十四日)、お迎えした、インドのラビンドラ・バラテイ大学のムカジー副総長は、「あらゆる雲の陰に太陽が輝いている」と話しておられた。いかなる苦難があっても、その向こうには、大いなる喜びが輝いている――というのである。
 副総長ご自身が、二十代の若き日に夫に先立たれ、苦労を重ねながら、大学で政治哲学の研究に打ち込まれた。そして、人間教育の大道を進んでこられたのである。
 仏法は「煩悩即菩提」「生死即涅槃」と説く。
 宿命転換の大法を持つ皆さまである。
 尊き使命をもった仏子の皆さまである。
 広宣流布に生きぬく行動は、一切が福運となって輝いていく。
 時には、深い悩みや悲しみに直面することもあるかもしれない。
 しかし、三世の生命から見れば、すべてに意味がある。最高に幸福な人生となることは絶対に間違いない。
 ゆえに、何ものも恐れず、一人、広宣流布に毅然として立つことだ。堂々と、自分自身に生ききっていくことだ。その人に必ず、″常楽我浄の春の風″が到来するのである。
16  勇敢であれ! 思いっきり戦え
 謝泳心先生は、「勇敢であれ!」と訴えておられた。臆病心を捨てるのだ。
 さらに、謝先生は、こう呼びかけておられる。
 「将来、悔いなく振り返られるように、今こそ、ていねいに、真剣に、汝自身の一日一日の名画を描きましょう」(同前、上)
 かけがえのない人生である。かけがえのない一日一日である。
 ″弱さというものは、唾棄すべきものだ″(「友への手紙」福田陸太郎訳、『タゴール著作集』11所収、第三文明社。参照)とは、信念の力を信じたタゴ―ルの叫びであった。
 皆さま方は、ますます健康第一で、勇敢に、また朗らかに毎日を戦いぬいて、自分自身の″生命の勝利の名画″を描ききっていただきたい。
 終わりに、戸田先生のもとで学んだ『永遠の都』の一節を贈りたい。
 「正義という永遠の精神が存在するのだ。
 諸君の子にそれを教えたければ、母親たちはそれを守らなければならぬ」(ホール・ケイン、新庄哲夫訳、潮出版社)
 創価の正義を永遠ならしめるのも、婦人部の皆さまである。
 ″地域の太陽″″家庭の太陽″″世界の太陽″として、いっそう多くの人に、希望と勇気の光を送っていただきたい。
 世界広宣流布の本格的な進展は、いよいよ、これからである。私はますます、全世界の同志のために働き、尽くしていくつもりである。
 皆さんもまた、世界を舞台とする気概で、前進していただきたい。
 広宣流布は平和と幸福のための大闘争である。思いっきり戦わねば損である。
 どうか、よき人生を! 強い人生を! 勝利の人生を! と申し上げて、スピーチを結びたい。
 ありがとう!
 (東京・信濃文化センター)

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