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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会 強くあれ! 勇敢なる人生は幸福!

2004.2.18 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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15  自分自身の勝利の金字塔を!
 私が青春時代に愛読した一書に、ベルギーの科学史家サートンの『科学史と新ヒューマニズム』がある。そこには、こうつづられていた。
 「ナポレオン(中略)は言った、『なんらの悔を残すことのない唯一の征服は、無智に対する征服である』と。吾々はこれにこうつけ加えてもよいであろう、『また不正と醜悪に対する征服である』と」」(森島恒雄訳、岩波書店)
 広宣流布の闘争も、無智と不正と極悪に打ち勝つ大闘争である。
 戸田先生は、おごそかに断言された。
 「折伏は慈悲の行為であり、法施なのである。その人を尋ぬれば仏の使いであり、仏よりつかわされたる人であり、仏の事を行う者である。その位置を考うれば、秀吉、ナポレオン、アレキサンダー等より幾十億倍すぐれる。普賢、文殊、弥勒等は、遠くよりこれを拝し、梵天帝釈等も、来り仕うるのである」(『戸田城聖全集』1)
 この大確信で、われらは広宣流布のアルプス越えに雄々しく挑んでまいりたい。断固として成し遂げて、新しい歴史を創るのだ。
 とくに青年は、見栄や気取りを捨てることだ。私も青春時代、戸田先生のもとで、弘教に、仕事に一心不乱に戦った。
 苦境におちいったとき、手のひらを返したように恩師を罵倒し、去る人間もいた。しかし私は恩師を信じた。恩師を守った。「師弟不二の心」で、すべてに勝ったのである。
 どうか、二十一世紀を担う若き諸君は、青年らしく戦って戦いぬいて、自分自身の勝利の金字塔を、堂々と打ち立てていただきたい。
16  「歓喜の中の大歓喜」の人生の劇を
 終わりに、御聖訓を拝したい。
 「いよいよ妙法に対する強盛なる大信力を出していきなさい。自分の福運が尽きてしまったのに、諸天善神の守護がないといって恨むようなことがあってはいけない」
 「何の兵法よりも、法華経の兵法を用いていきなさい。(法華経薬王品の)『諸余の怨敵は、皆悉な摧滅(=摧け、滅する)せり』との金言は決して空しいはずがない。兵法や剣術の真髄も、この妙法から出たものである。深く信心を起こしなさい。決して臆病であってはなりません」(御書1192㌻、通解)
 勝つことが広宣流布である。「法華経に勝る兵法なし」――法華経とは最高の将軍学なのである。
 どうせ戦うならば、勝つことだ。勝てば痛快である。幸福である。祈って祈って祈りぬき、最高の智慧を出すことだ。あらゆる強敵を打ち破り、「歓喜の中の大歓喜」のわが人生の劇をつづっていただきたい。
 婦人部、女子部の皆さまに「一生涯、希望の前進! 一生涯、勝利の舞!」と贈りたい。
 そしてまた、壮年部、男子部の皆さまに「正義の勝利者たれ! 完勝の指導者たれ!」と贈り、私の記念のスピーチとさせていただく。
 どうか、風邪をひかれませんように。きょうはありがとう!
 (東京。信濃文化センター)

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