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日蓮大聖人・池田大作

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第二十八回SGI総会、第三十回本部幹部… 朗らかに勝利せよ! 創価の完勝を君に託す

2003.9.10 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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19  エマーソン――「改革」なき宗教は「廃物」
 さらに、アメリカの思想家エマーソンの言葉を紹介したい。
 「大人物と共に居れば大人物たるのは極めて易々たる事である」
 「陋劣な(=いやしく劣っている)人と共に行けば、人生は陋劣であると考えられる」(『社交 及 孤独』、『エマアソン全集』4,戸川秋骨訳、国民文庫刊行会)
 私たちは、日蓮大聖人の仰せのままに進んでいる。多くの広宣流布の勇者とともに前進している。全員が、偉大な境涯の「大人物」と輝くことは、間違いない。
 世の中には、金儲けのみを考え、他人の悪口を書くだけの卑劣な人間もいる。それは浅はかな、さびしい人生である。
 エマーソンは、日記に書き残している。
 「一つ確実なことは、宗教から何等の改革も出てこないようになれば、その宗教はもう廃物だということである」(ブリス・ペリー編『エマソンの日記』富田彬訳、有信堂)
 宗教は、人間を救うためにある。その精神を失い、改革を忘れれば、腐敗し、堕落していく。まさに日顕宗である。
 私たちは広宣流布を断行し、悩める人を救っている。文化の活動を進めている。世界平和の運動を広げている。人のため、社会のために何もしなければ、もはや「廃物」の宗教である。
20  『三国志』で有名な諸葛孔明は、部下に対して、こう語っている。
 「そもそも役所に集まって相談するということは、多数の人々の意見を集めて、忠義な利益をふやすことである。もし僅かな疑問を遠ざけてしまい、互いに事柄の疑問点を審らかにたずねて、明らかにすることを拒めば、〔それはただ〕むなしく〔職務に〕損害を与えることになる」(中村史朗『諸葛孔明語録』明徳出版社)
 徹して話しあい、疑問を解決せよ――これが、孔明の指針であった。
 まして今は、民主主義の時代である。組織や広布の活動において、何か疑問や問題点があれば、よく話しあって解決していくことである。団結が勝利の力となる。
 この言葉をリーダーの皆さまにお贈りして、スピーチを終わりたい。
 長時間、ありがとう! ご苦労さま!
 (東京牧口記念会館)

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