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日蓮大聖人・池田大作

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関東最高協議会 連戦連勝の関東万歳!

2003.8.15 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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12  苦難こそ成長のチャンス
 一九一六年夏には、インドの大詩人タゴールが、関東の茨城に足跡を残している。
 いかなる中傷も真の人間王者を傷つけることはできない――これが大詩人の確信であった。
 彼は記している。
 「ただの焔なら、ランプが太陽から受け継いできたものだから、一吹きで吹き消すこともできる。
 しかし太陽そのものは、たとえ全世界が口をそろえて吹いてみたって、少しも変らずに輝きつづけるのだ」(「暗室の王」蛯原徳夫訳、『タゴール著作集』6所収、第三文明社)
 世界の希望の太陽たる創価学会も、どんな中傷や謀略があろうと傷つけることはできない。
 また、青年をこよなく愛するタゴールはつづった。
 「若者を馬鹿にしてはなりません。事態が煮つまったとき、若者は、苦悩の力をテコにして、年長者より大きく成長するのです」(「自由の流れ」芝山幹郎訳、同前)
 苦難こそ成長のチャンスである。わが関東青年部の力強い成長も、まことに頼もしいかぎりである。
13  大聖人は、関東の弟子にあてた御書に記されている。
 「法華経の肝心、諸仏の眼目である妙法蓮華経の五字が、末法の初めに全世界に広まっていかれる瑞相として、日蓮が先駆けをしたのである。わが一党の者よ、二陣三陣と続いて、迦葉、阿難にも勝れ、天台、伝教をも超えていきなさい」(御書910㌻、通解)
 広宣流布の先駆けの天地となることは、関東の永遠の使命である。
 この関東に、殉教の師・牧口先生は、特高警察の監視の目が光るなか、折伏、指導の歩みを運ばれた。「人生においては、率先して実行することが大切である」――これは、先生の一貫した信念であった。さらに、不二の弟子たる戸田先生は、戦後の広宣流布の率先の第一歩を、この関東の座談会から始められたのである。
 戸田先生は厳しく言われた。「大勇猛心と大闘争心なくしては、広宣流布はできぬ!」
 権威の命令でもない。要領でもない。指導者の不惜身命、死身弘法の行動によって道は開かれた。それが、この五十年の学会の勝利を可能にしたのである。
 まず自分自身が祈り、動き、語り、叫び、戦う。この率先垂範の勇気の行動によって、「新たな五十年」の完勝の金字塔も、わが大関東から築きゆくことを誓いあいたい。
 (群馬多宝研修道場)

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