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日蓮大聖人・池田大作

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東北会・北陸会合同研修会 「生きるのが楽しい」世界を

2003.8.11 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

前後
8  今年(二〇〇三年)は、周恩来総理の悲願であった「日中平和条約」が締結されて二十五周年。北京での記念の行事に、学会の代表が出席した。
 北陸といえば、日中友好に生涯を賭けて尽くされた富山県出身の政治家、松村謙三氏が偲ばれる。若い私を信頼して、両国友好の未来を託してくださった。周恩来総理に私を会わせたい、とも言ってくださった。
 (=松村氏は、名誉会長の日中国交正常化提言〈一九六八年〉に「百万の味方を得た」と。七〇年二月の会見で「池田さん、あなたは中国へ行くべきだ。いや、あなたのような方に行ってもらいたい。私と一継に行きましょう」「周恩来総理に紹介したい」と語った)
 松村氏は四十年前、こう語っておられた。
 「今日、政治に一番必要なことは青年の前途に火を燃えあがらせることでありましょう。これ以外に政治の大眼目はありません」
 「アジアとともに、アジアの繁栄を目指して、世界の平和を求めることにこそ、青年たちが立ちあがれるエネルギーとでも申せましょうか、力が生れるのです」(『花好月圓』青林書院新社)
 真に責任ある指導者は、次の世代、青年のことを真剣に考え、そのための手を打っていくものである。
9  勇猛精進! 青年ならば
 ともあれ、政治であれ、経済であれ、文化であれ、青年が立ち上がる以外にない。
 戸田先生は言われた。
 「民衆の幸福を願うの心ある青年であるならば、まず自らが、この高邁な人間革命の真髄を求めて、いかなる三類の強敵・三障四魔とも戦い抜き、勝ち抜いて、勇猛精進すべきではなかろうか」
 「青年が青年の責任で、理想の創価学会を建設していけ。それを私は期待しているのだ」
 私は、青年部の皆さんに、新たなる「東北の世紀」「北陸の世紀」の建設を期待し、託したい。
 「君よ、東北の誇り高き英雄たれ!」「君よ、北陸の名誉ある英雄たれ!」と申し上げたい。
 わが同志がお元気で、幸福で、長寿であられるよう、私は真剣にお題目を送っている。
 日蓮大聖人は、蒙古襲来という激動の時代に身を置く門下の曾谷殿に対して、こう仰せである。
 「思えば、あなたと日蓮とは、師弟の関係である。しかしながら、煩悩ある凡夫の肉身は、国主に従うものであるがゆえに、この蒙古襲来の難に、遭おうとしているのであろうか。感涙を抑えることができない」
 「たとえ、身は、この難に遭ったとしても、心は、仏心と同じである。今世では修羅道に交わったとしても、来世は必ず、仏国に住むことであろう」(御書1069㌻、通解)
 いかなる時代の波瀾があろうが、広宣流布の師弟に生きゆく人生に、恐れるものなど何もない。
10  結びに、東北、北陸の大発展を祈って和歌を贈りたい。
  偉大なる
    東北会の
      研修に
    広布の歴史は
      さらに勝利と
  
  厳然と 
    大北陸の
      栄光を
    君ら戦い
      三世に残せや
 東北創価学会、万歳!
 北陸創価学会、万歳!1
 皆さま方のご多幸を祈ります。
 お帰りになったら、各地の全同志に、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。
 お体を大切に。お元気で!
 (長野研修道場)

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