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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表者会議 一番星のごとく友の希望と輝け

2003.7.24 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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8  責任が人間を偉大にする
 学会の役職は「責任職」である。
 「責任というものはほとんどつねに人間をたかめて偉大にする」(『ジョセフ・フーシェ』高橋禎二・秋山英夫訳、岩波文庫)
 これは、オーストリアの作家ツヴアイクの言葉である。
 責任がなければ、成長もない。責任は、自分自身を高め、偉大にしていく栄養となる。
 人間として偉くなるほど、責任は大きくなる。それを果たしながら、さらに偉大な人間革命をしていける。
 皆さんも、それぞれの立場で、広宣流布の全責任を担い、見事に果たしきっていただきたい。
 チェコの哲人指導者マサリク大統領は言った。
 「良い計画には、責任を担う勇気のある、誠実で勇敢で賢い人物が必要です」(K・チャペック『マサリクとの対話』石川達夫訳、成文社)
 一家の幸福も、地域の繁栄も、世界の広宣流布も、一切は人で決まる。
 責任を担う勇気のある、誠実で勇敢で賢い人物――皆さまが、そうあっていただきたい。
9  学会は、官僚主義になっては絶対にならない。
 大文豪であるゲーテは大臣も務め、社会のために働いた。それを振り返って、こう言った。
 「私はこれで五十年公務を自分流に果してきた。人間としてで、官僚風にではない」(ビーダーマン編『ゲーテ対話録』3,国松孝二訳、白水社)
 人間として生きぬけ! 官僚風になるな! これがゲーテの生き方であった。
 官僚主義の人間は、皆を見くだし、自分勝手な方向へ動かそうとする。自分は苦労を避け、責任を担わない――そういう人間は、必ず皆から見放され、追放される。末路は悲惨である。
 牧口先生、戸田先生の時代に、もう一度、立ち返って、官僚主義を打ち破ってまいりたい。
 青年部の世紀だ。すばらしい青春時代を生きぬいてほしい。青年らしく、自分らしく、前へ前ヘ進むことだ。
 現実社会には不満や文句もあるかもしれない。しかし、それ以上のものを自分自身で見つけ、やり遂げて、生きていけばいいのである。そう自分が心に決めて、価値的に、聡明に生きていくことだ。
 どうか、お元気で! 一生懸命、皆さんの健康を祈っています。
 きょうは、本当にありがとう!
 (創価文化会館)

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