Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第二十九回本部幹部会、全国青年部幹部会… 世界へ人類へ「立正安国」の平和哲学を

2003.7.16 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

前後
17  大聖人は、佐渡流罪等の大難にあわれた。そのとき、大聖人が難にあうのは、弘教のやり方が間違っているからだと、もっともらしく非難する者たちがいた。
 それに対して、大聖人は、先ほどの勧持品の文を引きながら、こう述べておられる。
 「日蓮は、この勧持品の文のとおり、悪口罵詈されている。汝らは、なぜ、この経文のとおりになっていないのか」(御書953㌻、通解)
 私は、経文のとおりになっている。お前たちは、なぜ、悪口を言われないのか。なぜ、怨嫉され、難にあわないのか。お前たちは、経文のとおりに戦っていないからではないのか――こう烈々と叱咤されているのである。
 また大聖人は、「もし恩を知り、心ある人々であるならば、(私が)杖で二回叩かれるうち、自分が一回は代わりに叩かれるべきではないか」(御書1450㌻、通解)とも仰せになっておられる。
 悪口罵詈され、怨嫉されるのは、法華経の行者の証である。大聖人の真実の弟子の証明である。
 この証を打ち立てたのが、創価の三代の師弟の誉れであることを知っていただきたい。(拍手)
18  広宣流布は「永久平和」への大闘争
 大聖人は、妙法こそ、人類が仏の境涯へと向上し、絶対的幸福を勝ち取っていくための秘術と仰せである。この大仏法の力で、世界に崩れぎる永久の平和を築きゆく闘争が、私たちの広宣流布の運動である。
 妙法を根底とする以外に、万年に崩れざる平和世界を築くことはできない。その偉大な使命の青春を生きるのが青年部である。なんと尊い人生か。大事な諸君であるか。
 この無上道を歩み通したときに、永遠に輝く、生命の栄光と勝利が明確に君たちを待っている。
 皆さんの尊き活躍を、だれが見ていなくても、御本尊が見てくださっている。宇宙大の仏法である。皆さま方の功徳は計り知れないほど大きい。それは、御書に照らして、絶対に間違いないのである。
19  今月(七月)の末には、ニュージーランドの国会議事堂で、「ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産」展の開幕式と記念展示が行われる。それを記念し、非暴力の大英雄、マーチン・ルーサー・キング博士の獅子吼を、わが青年部に贈りたい。
 「人種差別の悪」に対する間断なき精神闘争を呼びかけた言葉である。
 「忍耐強い攻撃と、正義という名の兵器を毎日のように使って、その悪を攻め続けなければならない」(『黒人の進む道』猿谷要訳、サイマル出版)
 私たちも、この気概で進んでまいりたい。
 大切なわが同志の皆さま方のご健康、ご活躍、ご多幸を祈って、私のスピーチを終わりたい。
 長時間、ありがとう! いつまでもお元気で! また、お会いしましょう!
 (創価国際友好会館)

1
17