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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表協議会 友の心に喜びを 希望を! それが勝利の大道

2003.6.29 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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9  妙法に生きぬく女性は断じて負けない
 きょう私は、連載「わが忘れ得ぬ 尊き同志たちよ」に関西の矢追久子さんを書いている。
 広宣流布のために、人一倍、苦労し、真剣に戦った人を、私は絶対に忘れない。亡くなられた大功労者を、永遠に顕彰してさしあげたい。これが私の真情である。
 わが学会には、全国、そして全世界に、偉大なる信心の模範の女性が、無数におられる。
 私が会長を勇退した時のことである。
 一芸術部の方が、あまりにも宗門の非道な闇討ちに、狂わんばかりに正義の炎を燃やした。真剣に御本尊に、学会の大発展を祈った。そして、師匠の健康を、また一人ももれなく、学会員が総反撃で勝利することを、何百万遍、何千万遍の題目をあげて、祈りに祈ってきたことを、私は知っている。
 なんと美しくすばらしき正義の女性か。私は心で泣いた。その方は無量無辺の大福運を積みながら、今でも悠々と、女王のごとく振る舞っておられる。うれしいかぎりだ。仏法は勝負だ。勝ったのだ。
 御書には、「法華経の師子王を持つ女人は一切の地獄・餓鬼・畜生等の百獣に恐るる事なし」と仰せである。
 妙法の題目を唱え、広宣流布に生きぬく女性は、いかなる強敵にも断じて負けないとのお約束である。
10  そしてまた、大聖人は、日女御前に、こう仰せである。
 「かかる御本尊を供養し奉り給ふ女人・現在には幸をまねぎ後生には此の御本尊左右前後に立ちそひて闇に燈の如く険難の処に強力を得たるが如く・彼こへまはり此へより・日女御前をかこみ・まほり給うべきなり
 創価の女性の希望の前進を、何ものも妨げることはできない。幸福のスクラムを何ものも壊すことはできないのである。
 創価の同志は、一生懸命に広宣流布の行動を重ねておられる。リーダーは、だれよりも″尊き同志に尽くす人″でなければならない。
 広布へ戦い、友に尽くしぬく。そうやって築いた福運は、どんな嵐にも消えない。そこに自分自身の勝利と幸福が輝くのである。
 今、時代も社会も乱れている。凶悪な犯罪も増加してきた。
 どうか、女子部、婦人部の皆さま方は、くれぐれも、帰宅が決して遅くならないように、再度、厳重に注意しあってまいりたい。
11  責任感がなければ無限の力は出ない
 先哲の箴言を、皆さまに贈りたい。フランスの作家アンドレ・モロワの言葉である。
 「おっちょこちょいは、何でも簡単にできると思いこみ、そのあげく気がついてみるとひどい破目におちいっている。
 臆病者はすべてを不可能だと思いこみ、最初からあきらめて何もしない。
 良い職人は、大きな仕事もやればできることを知っており、一歩一歩慎重にそれを完成させる」(『人生をよりよく生きる技術』中山真彦訳、講談社)
 まったく、そのとおりだ。一人の無責任な軽率な行動が、どれほど多くの人々に迷惑をかけてしまうことか。
 今まで、学会の中でも、そのような愚か者の幹部が何人もいた。その連中の最後は、すべて哀れなものだ。真剣にして誠実に、みずからの責任を果たしゆく人こそが、宝である。
 責任感がなければ、無限の力は出ない。そして、汝自身の生き甲斐もなくなり、使命を成し遂げることもできない、惨めな後悔に泣いていく人生だ。
 ともあれ、勇敢に戦っていくことである。勇敢のなかに、人々を幸福へとリードしていく慈悲もある。
 また、勇敢のなかに、さまざまな問題を解決していく知恵も生まれる。そして勇敢のなかに、勝利への前進の力がわき上がるからだ。
 終わりに、二〇〇一年の七月十七日に詠んだ和歌を贈り、スピーチを結ばせていただく。
 わが同志とも
   護り 勝ちたる
     創価城
   いや増し 輝き
     連続勝利を
 この歌は、学会本部の質素な執務室に書き置いてあったものである。
 どうか、ご健康でご活躍を、そして、愉快な勝利の人生を生きぬいていただきたい。
 同志の皆さま方に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 (東京・信濃文化センター)

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