Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会 開け! 広宣の「新しい道」を

2003.6.25 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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12  婦人部と女子部がうるわしき前進
 皆さまの新しい出発にあたり、世界の哲学の言葉を贈りたい。
 スイスの哲学者ヒルティ。彼は、ベルン大学で教鞭をとり、総長も務めた。このベルン大学でも、わが学生部が活躍している。
 ヒルティの言葉に、こうある。
 「『時代は先ず何よりも《母》をもとめている』とかつてナポレオン一世が言ったそうですが、これは現代にとっても完全に真理です」「真面目な、勇敢な、 志の高い母親たちをもとめているのです」(『愛と希望』秋山英夫訳、『ヒルティ著作集』6,白水社)
 まさに、創価の母の皆さまのことである。
 全国各地で、一体となって前進される婦人部・女子部のうるわしい幸のスクラムを、私は心から賞讃したい。いな、大聖人が最大に讃嘆してくださっていることを、われわれは深く確信する。
13  心に響く励ましの声を
 中国の良心として名高い宋慶齢そうけいれい女史(孫文夫人)は、″若人こそ私たちの未来″と叫び、その育成を訴えていた。
 私たちも、青年部、未来部の薫陶に、さらに総力をあげてまいりたい。
 この宋女史は、若人に「勇気をもって悪人悪事に向かって徹底的にたたかわなくてはなりません」(『宋慶齢選集』仁木ふみ子訳、ドメス出版)と励ましている。
 青年の月である来月には、全国青年部幹部会が行われる。意気軒昂の大成功を祈りたい。
 大事なのは、リーダーの声である。「声仏事を為す」(御書七〇八ページ等)である。
 皆、打ち続く不況のなか、広宣流布のために奮闘しておられる。その尊き労苦に報いるためにも、リーダーは、真心の声、温かな励ましの声を惜しんではならない。
 声が広宣流布を成し遂げる。その声を発しゆく源泉は智慧であり、そして勇気ある信心である。
14  蒸し暑い季節となった。どうかくれぐれも、ご健康に留意していただきたい。
 終わりに、昭和三十五年の五月の三日、第三代会長就任の日に、私が詠んだ和歌を皆さま方に贈り、記念のスピーチとしたい。
 栄光と
   勝利の旗も
     堂々と
   広宣流布の
     金の城かな
 きょうは、本当にありがとう。遠くから、ご苦労さまです。各方面、各県に帰られましたら、どうか、皆さまにくれぐれもよろしくお伝えください。
 お元気で! また、お会いしましょう!
 (東京・信濃文化センター)

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