Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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首都圏代表者会議 「師弟の大道」こそ勝利の人生

2003.6.7 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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12  教学は何ものにも負けない理論の力、慈悲の光
 信心を深め、揺るぎない勝利の人生を築くうえで、「教学」が大事である。皆が連携して、がっちり力を合わせて、教学の研鑽に取り組んでいただきたい。
 勝つか、負けるか、人生は勝負である。教学は、何ものにも負けない理論の力であり、慈悲の光である。偉大なる理性と、偉大なる感情が融合してこそ、真に優れた人間となる。それが仏の境涯である。いくら頭が良くても、「人を救おう」とは考えず、「自分は偉い」と慢心を起こすようでは、理性と感情が合致していない。それでは勝利の人生を飾ることはできないであろう。
 人間、だれもが、生老病死をまぬかれない。しかし、広布へ戦い、妙法を唱えるならば、自分も、友も、亡くなった人の生命までも、希望の方向へ、幸福の方向へと向けていける。ここに仏法の追善の法理もある。これほどすばらしいことはない。
 妙法の世界は、おとぎ話のようでありながら、すべて真実である。法華経と御書に仰せのとおりである。永遠の幸福と勝利の軌道なのである。
13  学会の友人葬について少々、語っておきたい。
 友人葬は、今や、時代の最先端として、深く、広く、定着してきた。葬儀革命、宗教革命のモデルとして、社会の各界から賞讃と共鳴が集まっている。
 「学会員ではないが、友人葬でお願いしたい」という要望の声も少なくない。友人葬に感銘して入会する方も増えている。仏の尊い仕事を執り行ってくださる全国の五万人の儀典部の方々を、私は心から讃嘆申し上げたい。
14  登れ! 広宣流布の新しい山を
 先月、世界最高峰のエベレスト初登頂五十周年を迎えた。(初登頂は一九五三年の五月二十九日)
 ネパールでの記念の祝賀会には、エベレスト山頂に前人未踏の第一歩をしるしたヒラリー卿も出席された。ヒラリー卿とは、わがネパールSGIの代表もお会いしている。
 そのヒラリー卿は言った。
 「とても登れないよ、と頂上はいう……。不可能? 人間の精神にとって不可能なのか? そこで戦いはまじえられるのだ。山の防戦と危険に立ち向かう、登山家の熟練をためす戦いが」(エドモント・ヒラリー「特別寄稿」白川義員『ヒマラヤ』所収、小学館)
 二十一世紀の広宣流布の新たな山へ、さっそうと、勇敢に登りゆくことを約しあって、私のスピーチとしたい。
 きょうは、本当にありがとう! お会いできなかった皆さまに、どうかよろしくお伝えください。また、お会いしましょう!
 (東京・信濃文化センター)

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