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日蓮大聖人・池田大作

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第二十六回本部幹部会、全国壮年部幹部会… 社会で勝て! 負けじ魂が学会魂

2003.3.5 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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17  叫ベ! 叫ベ! 正義の師子吼を
 「師匠の一念」と「わが一念」が融合し、一致した弟子は強い。何ものにも負けない。
 牧口先生における戸田先生、戸田先生における私がそうであった。これが創価学会の三代の会長である。永遠に変わらぬ方程式である。
 「御義口伝」には、師子の「師」とは師匠(日蓮大聖人)、「子」とは弟子であり、弟子が師匠と同じ心で戦い、正法を弘めゆくことが「師子吼」の意義であると説かれている。
 (「師子とは師は師匠子は弟子なり」、「師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」)
 正義を叫ぶことだ。「師子吼」で悪を打ち破ることだ。
 私は親き日、学会を陥れんとする輩とは徹底して戦った。虚偽の非難や中傷は絶対に許さなかった。断固、抗議した。戸田先生を守りぬいた。
 金吾が主に活躍したのは、現在の神奈川の地である。私は、神奈川の友の奮闘に期待している。
 どうか、東京や関西を超える「模範」を示していただきたい。
 神奈川の皆さん、よろしく頼みます!
 また、立派な会館、おめでとう!(拍手)。(=神奈川文化会館が二〇〇三年三月十三日に新装オープン)
18  大聖人は金吾のことを、「負けじ魂の人」と讃えられている。(「まけじたまし不負魂の人」)
 「負けじ魂」といえば、創価学園の伝統精神である。
 今、創価学園は日本でトップクラスの学校と評価されている。卒業生からは、教育者、博士、芸術家、実業家等々――あらゆる分野に一級の人材が出ている。創立者として、これほどうれしいことはない。
 その学園生に、私は「負けじ魂の君よ!」と呼びかけてきたのである。
 ともあれ、仕事に勝ち、社会に勝ち、人生に勝ち、一切に勝ちゆく「負けじ魂」。これは「学会魂」であり、私たちの信念である。きょうは、このことを確認しあいたい。
 かといって、夫婦ゲンカで負けじ魂――これはいけない(爆笑)。後輩に威張る負けじ魂――それも必要ない。
 女性を尊敬し、大事にすることだ。また、後輩は抱きかかえて励ましていただきたい。
 私は、創価大学で文豪ゲーテなどをめぐって「特別文化講座」を行う予定である。(=二〇〇三年三月十日に第一回が行われた)
 文学を語り、真実の魂を語り、新たな伝統を築きたい。すべて大事な青年のためである。
19  ゲーテ「沈黙するな! どしどし物を言い、行動せよ」
 ゲーテは叫んだ。
 「現代は、誰も沈黙してはならない。誰も負けていてはならない。わたしたちはどしどし物を言い、積極的にうごくのだ」(「ゲーテ格言集」大山定一訳、『ゲーテ全集』11所収、人文書院)
 沈黙は「金」ではない。「毒」である。「敗北」である。勝つためには反論することだ。言いきることだ。戦うことだ。やりましょう!(拍手)
 きょうは長時間、本当にありがとう!
 長い人生である。疲れた時は無理をしないで休むことである。長生きをして、うんと福運を積んでいただきたい。賢明な人生を、いい人生を生きぬいていただきたい。
 皆さん、いつまでも、お元気で― サンキュー!
 (東京牧口記念会館)

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