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日蓮大聖人・池田大作

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信越・北陸代表協議会 力強く、胸に響くように、わかりやすく語れ

2002.8.27 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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18  青年部に贈りたい。フランスの彫刻家ロダンの言葉である。
 「ああ、若さは何物にも代えられない。金銭にも高位高官にも」(『ロダンの言葉』高村光太郎訳、岩波文庫)
 青春は、人生の花である。一生の幸福の土台を築く時である。
 ドイツの作家ヘッセは呼びかける。
 「君たちが、新たな、あらしをはらむ、わきたつ時に生まれたのは、一体不幸だろうか。それは君たちの幸福ではないか」(『若き人々へ』高橋健二訳、人文書院)
 正義の人こそ、幸福の人である。
 古代ギリシャの哲学者プラトンは書いた。
 「一番幸福なのは、魂のなかに悪をもたない人間なのだ」(『ゴルギアス』加来彰俊訳、岩波文庫)
 プラトンは喝破した。
 「不正の極地とは、実際には正しい人間ではないのに、正しい人間だと思われること」(『国家』藤沢令夫訳、岩波文庫)
 民衆の幸福を踏みにじる、仮面の偽善者とは、断じて戦うことだ。追撃することだ。正義は戦う魂の中にある。
19  今こそ折伏のチャンス到来
 恩師戸田先生は言われた。
 「活動が活発になるかならないかは、長たる者の人物にある」
 「いま折伏しなかったら、絶対幸福はこないことをいいきろう。いまは折伏しやすくなっているのです。時期がきているのです」
 今こそ広宣流布の絶好のチャンスである。リーダーの名指揮をお願いしたい。
 さらに先生は言われた。
 「(学会の)結合を破るものには、かならず罰がある。うそだと思ったら、やってみたまえ。和合僧とは、仏法上の哲理をもってすれば、学会のことである」
 「君の生命力がきわめて強盛であるなら、悪人に搾取されるようなすきがない」
 団結することだ。信心の団結は無敵である。
20  長野青年部が「諸法実相抄」、新潟青年部が「如説修行抄」の現代語訳を進め、尊き努力の結晶を届けてくださった。
 結びに、「如説修行抄」の一節を、ともどもに拝したい。
 「『法華折伏・破権門理(法華の折伏は、権門の理を破す)』の金言であるから、ついには、権教権門を信じている者を、一人も残さず折伏して、法王(釈尊)の家人となし、天下万民、すべての教えが一仏乗に帰して、三大秘法の南無妙法蓮華経が独り繁昌するようになった時、万民が一同に南無妙法蓮華経と唱えていくならば、吹く風は穏やかで枝を鳴らすことなく、降る雨も壌を砕かないで、しかも世は義農の世のような理想社会となり、今世の生では不運な災難を払い、人々は長生きできる方法を得、人も法もともに、不老不死であるという道理が顕れるであろう」(御書502㌻、通解)
 学会は、「三類の強敵」「三障四魔」を打ち破りながら、世界広布を成し遂げてきた。平和と文化を花開かせてきた。
 「心こそ大切」である。広布のために、喜んで戦い、喜んで努力すれば、必ず、生々世々、大功徳に包まれる。才智だけでは人生は勝てない。自分が決めた広布の道を、愚直に貫き通した人が、最後は勝つ。幸福になる。
 このことを深く確信し、最高の栄光輝く人生を、晴ればれと生きぬいていただきたい。
 また、お会いしましょう!
 (長野研修道場)

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