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日蓮大聖人・池田大作

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第十九回各部代表者会議 全身全霊で民衆に奉仕

2002.7.19 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

前後
6  戸田先生は、「学会の組織は、安全地帯である」と言われた。
 学会の組織は、陰に陽に私たちを守ってくれている。進むべき道を示してくれている。
 一人で信心するほうが気楽でいいと思うかもしれないが、一人では危ない。勝手気ままな行動になってしまうからだ。
 また、戸田先生は、おっしゃった。
 「子どもは、必ず信心させて、学会の庭に入れなさい。子どもは縁に紛動されやすい。自由が欲しい。だから、悪の仲間のほうに引きずられる場合がある。とくに母親の愛情で、安全地帯に入れるべきである」
 人生において、信心ほど、尊く、正しく、大切なものはない。
 だからこそ、子どもを、何よりも、「学会の庭」に入れることが、もっとも深い親の愛情であることを忘れてはいけない。
7  堂々と正義を叫びぬく人生を
 シェークスピアは強調した。
 「慢心は人間の最大の敵なのだ」(『マクベス』野上豊一郎訳、岩波文庫)
 これまで、退転・反逆していった人間は、そのほとんどが、「慢心」が原因であった。
 学会から受けた恩を忘れ、自分は偉いと思い上がり、結局、社会的にも信用を失って、敗北の人生を転落していった。
 峻厳な信心の世界を壊す人間に対しては、断固として、正義の声をあげねばならない。
 「声仏事を為す」である。言うべき時、言うべき立場にありながら傍観し、他人まかせにして、声をあげないのは、人間として卑怯である。仏法のリーダーではなくなってしまう。
 広宣流布の戦野にあって、声は″大砲″である。堂々と自分らしく、正義を叫びぬく人生であっていただきたい。
 荀子の言葉には、こうある。
 「惛惛こんこんの事なき者は赫赫の功なし」――人知れない事をつまない者には輝かしい功績がない――(『荀子』金谷治訳注、岩波文庫)
 偉大な事業の陰には、人知れぬ努力の積み重ねが、必ずあるものだ。
 御書には「陰徳あれば陽報あり」とある。
 この陰の戦いがあったからこそ、今日の世界的な学会を築くことができたのである。
 同志の皆さまのお陰で、世界広布はいちだんと広がり、学会は史上最高の拡大を成し遂げた。心から感謝申し上げたい。
 私は、皆さまの一家・一族が、健康で、福運に満ちあふれていくことを、いつも懸命に祈っている。
 断じて勝っていただきたい。皆さまのご一家が″本家″となって、子孫末代・三世永遠にわたる大福運の流れを、築いていただきたい。
 (創価文化会館)

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