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日蓮大聖人・池田大作

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第十一回本部幹部会、第一回関西総会、北… 師弟こそ創立の魂 君よ「使命の一人」に

2001.11.12 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

前後
13  広宣流布は必ずできる。命をかけた青年がいれば
 正義の生命で、敵と戦え! それで日本を革命するのだ!――これが松陰の叫びであった。
 さらに松陰は次のように記していた。とくに男子部の諸君のために紹介しておきたい。
 ″この松下村塾から、一人か二人か、志を起こす人間が、必ず出るであろう。それが五人となり八人となっていけば、一人が十人に教え、十人が百人に教え、千人、万人というように拡大していくことは自然の勢いである″″やがて、万人、億人と広がっていくだろう″
 私どもの折伏のあり方と同じである。
 松陰が処刑されたのは、八畳一間の塾舎で教え始めてから、わずか二年足らずのことだった。
 (実際に、ここで教えたのは一年余)
 しかし、松陰には本物の弟子がいた。使命の弟子がいた。高杉晋作、久坂玄瑞ら、そうそうたる弟子たちが師匠の「仇討ち」に総決起し、明治維新へと時代を大きく動かし、新しい日本をつくりあげていったのである。
 広宣流布の前進にあっても、″本物の弟子″がいるかどうかが問題なのである。
 私は、牧口先生、戸田先生の師弟の姿に、「人間の究極」「仏法の究極」「歴史の究極」を見る思いがする。戸田先生が「水滸会」の会合の折、こう言われたことが忘れられない。
 「八畳一間から始まった松下村塾の松陰門下の手で明治維新は達成された。学会も、中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と。
 その「一人」とは、だれであったか。だれが戸田先生の教えのごとく、命がけで、世界にこの仏法を弘めてきたか。私は、″その一人こそ自分であった″との誇りと自負を持っている。(拍手)
 ゆえに、本物の弟子である私に続く人間こそ「本物」なのである。
 後世のために、あえて明確に言い残しておきたい。
 どうか、青年部の諸君は、峻厳なる「創価の三代の師弟の魂」を、断じて受け継いでいってもらいたい。その人こそ、「最終の勝利者」である。またそれこそが、創価学会が二十一世紀を勝ちぬいていく「根本の道」なのである。(拍手)
14  「創立の日」を祝う、きょうの集いを、創立の崇高な師弟であられた、牧口、戸田両先生の肖像が、微笑み、見守っておられる。(会場の東京戸田記念講堂には、両会長の大きな肖像画が掲げられている)
 本日は、牧口家、戸田家、ゆかりの方々も、お忙しいなか、お越しくださり、心から感謝申し上げたい。
 また、三代城・北海道の総会、おめでとう!(拍手)
 常勝・大関西の総会、おめでとう!(拍手)
 男子部、女子部の幹部会、おめでとう!(拍手)
 そして、韓国の皆さま方! インドネシアの皆さま方! ようこそ、研修においでくださいました。さらに、海外二十三カ国・地域の尊い同志の方々を、心から歓迎いたします。(拍手)
 もう少し、お話しさせていただきたいと思ったが、時間の都合もあり、遠くに帰る方もおられるので、ここでスピーチを終わりたい。この続きはまた、次の会合でさせていただきたい。どうか、ご了承ください。
 今は、気候の変わり目である。こういうときは、いちばん、体調を崩しやすいので、十分、気をつけていただきたい。これから寒さも厳しくなる。とくに、朝や夜は要注意である。
 大切なのは、よく休むことである。また、夜遅くにあまり食べ過ぎないように。(笑い)
 会合は早めに終え、しっかり睡眠を取り、疲れを残さないよう、賢明に、価値的に、リズム正しい生活を送っていただきたい。長時間、本当にご苦労さま! ありがとう!
 (東京戸田記念講堂)

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