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日蓮大聖人・池田大作

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ヨーロッパ青年文化協会「特別感謝状」授… 青年こそ平和の皇帝!

2001.9.23 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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9  千葉から生命尊厳の旭日を!
 今、″花の銀座″では、「おとぎの夢」と「平和のロマン」を奏でゆく、世界百二十力国・地域の絵本展(「世界の絵本展」)が開催されている。(=東京・銀座松坂屋で二〇〇一年九月二十日から二十六日まで。日本ユネスコ協会連盟が後援。その後、全国各地を巡回している)
 きのうも、一万人を超える方々が観賞された。
 この絵本展も、私が発想し、提唱したものである。地味のようだが、大事な活動である。青少年の「平和の心」を育む教育こそ、平和の根本であるからだ。
 ともあれ、いかに破壊の嵐が吹き荒れようとも、平和と幸福を創造し、建設しゆく妙法の智慧と慈悲は、決して行き詰まることはない。
 明後年(二〇〇三年)は、千葉の地で、日蓮大聖人が「立宗宣言」されてから、七百五十年という大佳節である。(一二五三年〈建長五年〉)
 御聖訓には、「大悪は大善が来る前兆である。全世界がひどく乱れたならば、世界広宣流布は、もはや疑いないであろう」(御書1467㌻、通解)と仰せである。
 「変毒為薬」の妙法である。お金のない人が、裕福になる。病気の人が、健康になる。どんな人も、自分らしく光っていける。そういう方向に、人間革命していける。社会をも、安穏の方向へ転換していける。
 妙法は、たんなる言葉でも、文字でもない。人間が、勝手につくったものでもない。大宇宙を貫く、平和への根本の「法則」である。
 どうか、創価の旭日の青年は、この、人類の進むべき「生命尊厳」の正しき永遠の軌道を、聡明に探求し、勇敢に主張しぬいていただきたい。
 千葉青年部が、その先頭に立っていただきたい。(拍手)
10  十二年前の十月、私は、オーストリアの哲人指導者フラニツキ首相と語りあった。(一九八九年十月七日、東京で)
 そのさい、首相は言われた。「ラテン語の格言には『平和を願うならば、戦争の準備をせよ』とあります。しかし、私はこの言葉を『平和を願うならば、平和の準備をせよ』と置き換えて、活動しているのです」と。
 この言葉は、私たちの一致した結論であった。
 そして今、私は申し上げたい。「平和を願うならば、平和の準備をせよ! すなわち、断固として広宣流布せよ!」と。
 宇宙の根本法則である妙法を持つ私たちこそ、根本の平和主義者であり、広宣流布こそ、具体的な平和への行動となるからだ。
 広宣流布――それは、人類の希望である。
 その「希望」を、使命も深き千葉青年部、そして全国・全世界の、わが愛する創価の若き友に託して、私のスピーチを終わりたい。
 ダンケ!(ドイツ語で「ありがとう」)
 (東京牧口記念会館)

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